2023年3月21日22時から、TBS火曜ドラマ『夕暮れに、手をつなぐ』最終回を放送。『夕暮れに、手をつなぐ』最終回のあらすじ・ネタバレ・感想をまとめています。
『夕暮れに、手をつなぐ』最終回あらすじ
『夕暮れに、手をつなぐ』最終回あらすじをご紹介します。

前回がまだの方は『夕暮れに、手をつなぐ』第9話のネタバレ詳細をチェック!
『夕暮れに、手をつなぐ』最終回あらすじ
「音の消えた世界」
デザイナーとしての夢のために、空豆(広瀬すず)は母親・塔子(松雪泰子)と一緒にパリへと旅立つ日が近づいていた。運命的な出会いから、忘れられない日々を一緒に過ごした空豆と音(永瀬廉)の、胸を締め付ける切ない恋の行方とは!?
『夕暮れに、手をつなぐ』最終回ネタバレ
『夕暮れに、手をつなぐ』最終回のネタバレ詳細です。
空豆は塔子と共に実家の宮崎へ。祖母にこれまでの事を謝る塔子。パリへ行く事を話すと、祖母が塔子が送ってきていた空豆の為のベビー服を出してきます。
空豆に、あんたを迎えに来て良かったなと言う祖母でした。塔子と2人で夕暮れに菜の花を見ながら、空豆は塔子のブランド名がフランス語で言う菜の花だと言います。
「偶然よ」と言う塔子。2人で前を見つめながら、塔子は「ごめんね、空豆」と初めて謝るのでした。
その後、葉月がセイラの元を訪れパリに発つ事を伝えセイラが音と上手くいってるのかと聞きます。するとセイラはあの雪の日の事を思い出し、ある事を葉月に話します。
一方で空豆は響子の元で荷造りをしここでの生活が1番楽しかったと言うと、響子は「これからもっと楽しい事が待ってる。あんたは広い世界へ旅立つんだ」、と2人はお別れのハグをするのでした。
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翌日、キャリーを引き摺り歩き出す空豆。セイラはレコーディングで音を呼び出し話をします。葉月が空豆と付き合っていない事、あの雪の日に空豆が音を探しに来ていたが自分が嫉妬し空豆に嘘をついたうえにハグしている所を見られいなくなってしまった事を暴露しました。
驚く音ですが、今ならまだ空港に行けば間に合うと言うセイラの言葉も虚しく空豆の元には行かずレコーディング撮り直ししなければならずそちらに集中する事に。
音は響子に手紙を渡し、空港で響子が渡します。しかし結局そのまま空豆は葉月とパリへ行ってしまいました。
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そして3年後、空豆は宮崎に帰ってきてます。パリのペースには合わず、塔子が祖母へ手紙を送り空豆を帰したのでした。何と久遠が顔を出しに来てて、空豆と話します。
葉月はそのままパタンナーとしてパリで頑張っており、空豆は自分は何の為にデザインをしているのか分からなくなってしまったとの事。
パリで成功したのに勿体ないと言う久遠ですが、空豆は目の前の人が幸せなら良いと言います。せっかくの神様からのギフトなんだよと言う久遠に、空豆はこの世には人生を戦っていく人と人生を楽しむ人がおり自分は楽しむ人間だと言いました。
しかし久遠は、結局みんな人生を戦わない人はいないと言います。楽しみながら戦わねえかと言う久遠に空豆はここでもうやりたい事を見つけたと返すのでした。
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一方、音はセイラと紅白出演が決まりコメントを求められています。その放送を空豆が見ていると、セイラから電話が来ました。紅白おめでとうと言うセイラは、自分が空豆の事を恋愛として好きだったと言います。
そこで空豆にあの日、嘘をついた事や自分達も付き合ってないと告白。ごめんと謝るセイラに、空豆はショックを受けつつそのまま力なく電話を切りました。
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帰宅すると音からの郵便が届いています。福岡公演チケットに、「来て」とだけ書いてある手紙。後日、真剣な眼差しでステージに臨む音でした。
空豆は一度顔を出すも、招待受付にてやっぱり帰ると言います。愕然とした音は空豆に「何で帰ったの?」とメール。場違いじゃと返す空豆に、音は明日の朝で帰るから話があると言いました。
実は俺、と言おうとしましたがやっぱり会って言いたいと返す音。忙しく返信もままならない音ですが、じゃあこのまま夜に会いたいと言う言葉に空豆は寒空の帰りのバスを待っていました。
しかし空豆はさっき音が言いかけた言葉を思い出し、思わず駆け出します。飲み会をなかなか抜けられない音でしたが、なんとか切り上げ走り出しました。
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2人が待ち合わせしたのは、初めて会った交差点。既読がつかない空豆に焦る音ですが、辿り着くと空豆はおらず。空豆が残したマフラーだけが道に巻き付けられており、音は駆け出し追いかけるとようやく追いつきました。
「忘れ物!」と、音はあの日出会った事が運命だと信じてたと言います。あの日、あの場所で同じ曲を聴いてるなんてと言う音に空豆は「気づいとったと?」と言い彼女も忘れらてるかもと思い言えんかったと言いました。
「好きだ!!今も・・」と音が言うと信号が赤じゃ、と言う空豆は音の元に音も空豆に駆け寄り2人はようやく抱きしめ合います。
「約束だ、紅白の衣裳を作る事」と音が言うと、「バカとね!」と嬉しそうに笑う空豆。音は「好きだよ。俺と付き合って」と言うと照れ臭そうにする空豆は「今更やなか」と笑い2人はキスをしました。
嬉しすぎて空豆は音に飛びつき、「もう離れんで」と言いまたキスをします。「もっかい!」とまたキス。
その後、約束を果たし空豆は自身の衣装を見に纏った音とセイラを紅白のステージに送り出すのでした。
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後日、音が以前送ってきた恥ずかしい手紙を読み音が何で読むんだよと怒ってます。でも嬉しそうに、2人はあの縁側に座りイヤフォンを分け合いヨルシカを聴き始めました。夕暮れに、寄り添いながら。
『夕暮れに、手をつなぐ』最終回の感想
『夕暮れに、手をつなぐ』最終回の感想考察をご紹介します。

この令和の時代に、どうして遠出するのにスマホの充電器は持ってこないし、コンビニとかで買おうって思わないのか不思議で仕方なかったです。
なかなか会えない二人がやっと会えた演出をしたいのは分かるけれど、さすがに令和の時代にこれやられちゃうとって、ちょっと古い演出が気になりました。
そして本当に色々と言いたいことはあるけれど、とりあえず無事に二人が結ばれてよかったですね。音楽とか光の演出は素敵なドラマだったなって思います。

セイラから空豆に嫉妬してついた嘘を告白され、動揺した音だったが、気持ちを伝えることはできないまま、空豆はパリに母親と発ってしまったので、どうしてこんなにもすれ違うんだろうともどかしい気持ちでした。
音は自分達が紅白にでられるようになれば空豆に衣装を作ってもらえる、また再会できるはずだと信じて努力を重ね、やっと掴んだ機会を前に、空豆のいる福岡へツアーで訪れて空豆に会って話をしようと心に決めている様子には胸を打たれました。
音と空豆が、初めて出会った運命的なあの場所で再会できたことに感動して、嬉しくて涙が出ました。

最後は恋が実ってホッとしました。これまで見ていてもどかしかったです。気持ちを言うチャンスは何度もあったのに、色々邪魔があったりでお互い想いが届かない場面は苦しかったです。
響子さんの家でのエンディングは、空豆はまた東京に戻ってきて、音もあの家に戻ったってことなのか、そこ知りたかったです。
想いが届いた夜は、路チューはまずいんじゃないかって思いました。週刊誌に撮られたら、せっかく恋も仕事も順調なのに台無しになったら最悪です。

まず、歌手のセイラがセイラと同じユニットの音でなく、主人公の空豆を好きだというのが意外でした。
また、空豆がパリから帰ってきたのが、空豆は自分のやりたいようにやるので、競争社会のパリは合わないと思いました。
それから、音が書いた手紙が何と書いてあったのか気になりました。音のことだから手紙では空豆のことが好きだと書かないと思いました。
また、音と空豆の心が通じ合うのに3年もかかってしまったのがもどかしかったです。そういう恋はなかなか壊れないと思いました。

何度も何度も気持ちを伝えようとして諦めていた空豆と音が気持ちを伝え合うシーンがとても素敵でした。
音もよく知っているマフラーを歩道橋に結びつけるなんて本当に空豆のやることって胸がキュンとすることばかりです。
母親との確執や田舎暮らしと都会暮らしのギャップを描きながらも、ほんわかと温かいドラマに仕上がっていたのは、空豆と音の人柄だったと思います。
そんな2人を好演されていた広瀬すずさんと永瀬廉さんに大きな拍手を送りたくなる最終回でした!
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