2022年12月8日夜10時00分から、フジテレビ木曜ドラマ『silent』第9話を放送。『silent』第9話のあらすじ・ネタバレ・感想・考察・次回予想をまとめています。
『silent』第9話あらすじ
『silent』第9話あらすじをご紹介します。

前回がまだの方は『silent』第8話のネタバレ詳細をチェック!
『silent』第9話あらすじ
久しぶりに実家に帰ってきた佐倉想(目黒蓮)は、空になったCDラックを見て、大学にサッカー推薦で入ったものの、耳が聞こえにくくなったことで部活を辞めてしまったことや、青羽紬(川口春奈)に別れを告げると決めた日、母・律子(篠原涼子)に友達には病気のことを隠してしてくれと伝えたこと、そして大好きな音楽から自分を遠ざけてきた過去を思い出す。
一方の紬は、東京の部屋でCDを整理しながら音楽への想いについて考えていた。ある用事のために実家へ戻っていた戸川湊斗(鈴鹿央士)は、偶然にも同じタイミングで想も実家に帰っていることを知り、会いにいくことにするのだが…。
引用:『silent』公式HP
『silent』第9話ネタバレ
『silent』第9話のネタバレ詳細です。
想が紬と最後に会った時のこと。紬が何も知らぬ中、想はいつもの様に別れを告げもう二度と会えない辛さを噛み締め1人号泣します。辛そうな想を心配した律子でしたが、想は友人から連絡があっても話さないでと言いました。
律子は誰か力になってくれるよと言いますが、想は「誰がどうやって?」と返し律子は何も言えなくなります。想を心配する律子ですが、姉の華は想ばっかりで何だか不満そうでした。
律子は想の家に行きますが、想はまだまだ自分が聞こえなくなる事を受け入れられない様子。そんな想が奈々と手話で話す姿を偶然目撃した律子は何だか距離を感じている様です。
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ある日想が自宅におり、リビングにいた律子でしたが想の部屋から大きな音がしました。急いでいくとどうやらかなり聞こえなくなってきた想は涙が止まらず、自分の喋っている声が聞こえないと言います。
ずっと泣き続ける想。その後、華は律子と話すときに妊娠しているから赤ちゃんの物を買う約束をしていたものの想と会うからと断られます。
ムッとした華は律子に怒りを見せます。この子も想の様になったらどうしようと心配が隠せない様でした。
しかし律子は想の気持ちも考えなさい!自分の事ばっかりと言うと律子に、華は「自分の子供の事だよ?!お母さんと一緒だよ、私と萌だってお母さんの子だよ?!」そう言った華に律子は黙りました。
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その後、無事華の子は生まれ今のところ健康状態も良好です。華は思わず泣き崩れ、ちゃんと聞こえる事を知った想もまたホッとしていました。湊斗は想を遊びに誘います。
その際、想が実家に帰った事を知り驚く湊斗でした。土手で会い2人で話してると律子がその姿を見かけ友達と楽しそうに話す想に嬉しそうに話しかけます。しかし照れくさいのか想はそっけなくしますが、帰宅すると律子はまた嬉しそうにしてました。
律子は萌が湊斗に想の耳の事を話してしまった事を謝ります。しかし想はそのおかげで、友達とまた会う事ができたと言いました。そして何で今まで耳のことを隠してたんだろうと。
忘れてもらうのが一番だと思ってましたが、それは勘違いだと気づいたとの事。それは律子も同じで、心配されるのが嫌だから本音を言わなかったと言う想です。
律子は、親だからって何でも話さなきゃいけない訳じゃないと言うと想は少し嬉しそうにします。
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想が部屋であるCDを見つけました。見ていた萌が言うには以前、想の事を湊斗に言ってしまった時に思わずイライラした律子が捨てようとしたのを守っていたと言います。
華も現れ、久しぶりに兄弟で笑い合っていました。そして実家を離れる日、想は声で「ありがとう」と律子に言います。想は紬の店を訪れCDを紬のレジに持っていきました。
紬が想に貸そうとしていたCDでしたが想は自分で持ってたいと言います。嬉しそうにする紬は想と昔からあるそのCDについて話していました。紬の仕事が終わったあと、想が実家に帰っていい事があったと察します。
するとある事から想は紬にお願いをしました。それは紬の好きなCDを貸してと言うもの。2人はいつもの様に仲良さそうにします。
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湊斗は一人で飲んでいると、春尾が現れました。そこでふとした事から春尾が奈々と知り合いだと言う事を知ります。想は紬との帰り道、紬が想とは食事にしか行ってないので高校生の時に大学生になったら何処かへ行きたいと言ってた所へ行こうと言います。
いい雰囲気の2人、紬が今バイトしてるお店で正社員になる話が出でました。ずっとバイトじゃ不安だから、と言うと想が手で「ずっと」と言う手話を強調して紬もまたそれに答えます。
「ずっと・・?ずっと!」と。ずっと一緒にいたい想と紬。
『silent』第9話の感想と考察
『silent』第9話の感想考察をご紹介します。

想が今こうしてみんなや家族とまた楽しくおしゃべり出来ているのも、紬や友達たちがみんなすんなり想が耳が聞こえなくなったことを受け入れられたのも、多分想が悩んで苦しんで離れてしまった時間があったからなんじゃないかなって思います。
その間にみんな大人になったっていうのもあるし、想の気持ちが理解できたから、みんな前と変わらずに想の事を受け入れられたんじゃないかな。だから今の想が本当によく笑うようになってよかったなって嬉しいし、紬はなんか前よりも可愛く見える。

聞こえなくなっていく想自身が一番辛くてならない心理とはわかっていましたが、突然に聞こえなくなった家族がいることを不安に思ってしまう姉の華がお腹にいる我が子を心配してしまう気持ちは、想を心配する母親の律子と同じであると語った思いにはドキッとさせられ、それぞれに様々な思いを抱かせるのだなと感じました。
絶望感の想と心配でならない母親の律子の関係性が回復しそうにない雰囲気が強かったために不安しかありませんでした。
しかし想が奈々と楽しそうに手話で話している光景から安心が出てきて、想の湊斗との交流によって律子の気持ちにも余裕が出てきて、想との会話も手話を交えながらの母と息子のごく普通の関係性となってくれたのが嬉しくなりませんでした。
想と紬の関係性は恋人のように感じるのですが、紬が以前に付き合ってはいないと言っていて、想も紬とは楽しく話しているのに微妙な心の距離があると感じられ、あと1歩をどうしたらいいのかわかりませんが、信頼し合う2人だけに結ばれて欲しいなと思います。

想が、大学に入って耳が聞こえなくなって、実家に帰った時のエピソードが判りました。想が自分の部屋に沢山保管していたCDを聞こうとして、聞こえなくなったのがショックだったのが哀れです。
律子に想は自分が声を出しても聞こえないので、想は自分が声を出していないよね、と訴える姿が、あまりに残酷でした。
そして華までもが、難聴が生まれてくる自分の子どもにも遺伝するのを恐れていたのが、律子には耐え難いほど、律子自身も責任を感じていたようです。
幸い、華の子どもには聴覚障害は出なかったですが、まだ想の例の事もあるので、油断はできないのが不安だと思います。
そんな不安定な想でしたが、湊斗が借りたCDに、紬が想にあてて書いた、想と音楽の趣味があうので、うれしいと書いたメモを想に渡したのは美しい友情でした。
想が紬のバイト先で、紬が書いたメモを見せると紬が恥ずかしいと言いましたが、長い2人の心のブランクを湊斗が結び付けてくれたのだと思います。2人がこれからも、ずっとと、手話で確認し合うラストは微笑ましかったです。
『silent』次回予想
『silent』次回予想(第10話)をしていきたいと思います。
これから続く永遠の幸せを感じさせる今回のラスト。耳が聞こえなくなってから今まで、ずっと自分の気持ちに蓋をしてきた想でしたがようやく少しずつ勇気を出し遠い未来の事まで考えられる様になってきてます。
しかし紬が感じていた、時々寂しそうにしている時があると言う部分が当たるのではないでしょうか。やはり華の時の様に、これから産まれるであろう子供の事など考えた想は未来を悲観してしまい紬の前から1度消えてしまうと予想します。
何処かでまた想を見つけ再会すると思いますが、その時かける言葉が難しそうですね。でも紬からは、やはり変わらない愛をいつまでも届けるというのが一番でありそれを伝えると思います。
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