2022年12月15日夜10時00分から、フジテレビ木曜ドラマ『silent』第10話を放送。『silent』第10話のあらすじ・ネタバレ・感想・考察・次回予想をまとめています。
『silent』第10話あらすじ
『silent』第10話あらすじをご紹介します。

前回がまだの方は『silent』第9話のネタバレ詳細をチェック!
『silent』第10話あらすじ
青羽紬(川口春奈)の部屋にCDを借りにきた佐倉想(目黒蓮)は、2人の距離が近づいていく中で、紬の笑顔を見るたびにうれしくなる反面、ふと紬の声が自分に聞こえてこないことを寂しく感じてしまう。
横井真子(藤間爽子)から、どうして想と付き合わないのかを問われた紬は、そんな想の様子を心配し、なにか言いづらいことがあるのだろうから、呑気に付き合ってほしいなんて言えないと答えるのだった。
そんな2人の事情を紬の弟・青羽光(板垣李光人)から聞いた戸川湊斗(鈴鹿央士)は、あることを伝えるために想を呼び出すことに…。
引用:『silent』公式HP
『silent』第10話ネタバレ
『silent』第10話のネタバレ詳細です。
紬の家で好きなCDを選んでいいよと言われる想。仲睦まじく過ごしていましたが、紬が洗い物をした時に想がちょっかいを掛けます。手が塞がった紬が嬉しそうに何か話しますが想は聞こえず。笑顔が消え、想は紬からCDを借りるのをやめました。その後、想は光と会い少し話します。
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紬のバイト先には萌が来て、想が久しぶりの実家に帰ってきたのを律子共々感謝してると言うのでした。紬が帰宅すると光が想と会ってた事を聞きます。
想は、パソコンの検索で自身の病気というワードと「遺伝」というワードを打ち込んでいました。春尾の元には、奈々からの手紙が届きます。そこには大学時代の事を謝ろうとして出来なかった事が綴られており、春尾が出来て自分には出来ない事も書かれていました。
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紬は奈々と会います。春尾との事を話す奈々ですが、あまり距離は詰めすぎないようにしていると言いました。
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次に想が紬と会った時、繋いでいた手を話すと想。紬も何かを感じ取り、2人はそのまま離れます。紬の家には湊斗が遊びに来て、光と話していました。そこに紬が帰ってきました。
紬の変化にすぐ気付く湊斗ですが、紬は何でもないと言います。春尾は奈々と飲んでいます。奈々は春尾に何故手話を仕事にしたのか聞きました。
ろう者を理解しようとしたと言う春尾は、その過程で手話はコミュニケーションツールでしかなくそこに気持ちが乗っかってるかどうかが大事だと気づいたと言います。
そんな2人の元にはたまたま湊斗が現れました。奈々はいきなり、湊斗が何故紬を振ったのか手話で突っ込みます。そのせいで想が紬の元に行っちゃった、バカ、と言う奈々の手話を理解出来ない湊斗。
でも次に、湊斗が紬に手話を習う様に勧めてくれてありがとうと言う奈々。そのおかげでまた春尾と会えたと、奈々は可愛く手話で湊斗に伝え春尾が通訳をするのでした。
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翌日、想の元に湊斗が来ます。光からも、想が紬と早く付き合って欲しそうだと言ってたと言う湊斗でしたが想はやはり聞こえなくなってる事の大きさを痛感している事を話しました。
しかし湊斗は、前回の様に突然紬の前からいなくなる事は絶対許さないと言います。その後、紬と会う想。想はイヤフォンを付けて音楽を大音量にしてみました。様子が変な想を心配する紬でしたが、想は紬の声がどんな声だったかどうしても思い出せないと辛そうにします。
紬が笑っても、笑い声が分からないと。前、別れた理由は紬と当たり前に電話した事や一緒に音楽を聴く事が出来なかったからだと言う想。
そして今、自分に一生懸命顔を見て手話で話してくれて一緒にいるだけでいいと言ってくれて嬉しかったと言います。
でも、好きになるほど、紬が変わってないと知るほど辛いと話しました。「声が聞きたい」もう聞けないなら、また好きにならなきゃよかったと言い何も言えない紬は静かに涙を流します
『silent』第10話の感想と考察
『silent』第10話の感想考察をご紹介します。

春尾さんが大人になったっていうのもあるけれども、手話講師として、いろんな人と接したからこそ、言葉で話すこと、手話で話すことに言葉の違いはないって気がついたんでしょうね。
確かに日本語と英語で言語が違っても意味が同じように、手話だからってろう者だからって言っていることが違うわけじゃないし、どうやって受け取るか、受け取る人の心の問題かなって聞いていて納得しました。
それにしても奈々ちゃんは、湊斗に対して言っていることが可愛すぎましたね。奈々ちゃんみたいな人は、確かにどこにもいないよね。

頻繁に会っているのにまだ付き合っていない想と紬に少しモヤモヤしました。想はやはり聞こえないことでふみだせない気持ちがあるのだろうと思います。
奈々ちゃんと春尾先生が親密になり、楽しそうに会話してるシーンがとてもよかったです。湊斗に対してもフラットに話してなんで紬ちゃんを振ったんだ、バカ呼ばわりするところも最高だなと思いました。
想が紬の声を思い出せない、と言って涙を流すところはとても切なかったです。また好きにならなきゃよかった、の言葉が突き刺さります。

光くん、想くんのこと受け入れ始めて一緒に付き合ってあげたりしてて感動しました。想くんの妹さんも紬ちゃんにお礼を言ってて、こうやって家族同士が繋がっていくっていいですね。
でも、想くんは紬ちゃんと付き合うことに躊躇していてもどかしさを感じました…。紬ちゃんが勇気を出して手を繋いだのに、「手話できなくなるから。」って手を振り払った想くん。
見てて辛かったけど、なによりも「青羽の声聞けないならまた好きになんてならなきゃよかった。」って言葉に涙腺崩壊です。

健常者の湊斗には手話で言っても伝わらないのをいいことに文句を放ってしまう奈々が可愛らしく、側にいる春尾は全てを理解するのに湊斗には伝えにくい心境も愉快で、想も同じように湊斗をからかう所が面白く、想と奈々の2人の素直に思いを伝えている程に湊斗は心を思わず開かせてしまうイイ人なのだろうなと感じました。
紬は恋人として想と付き合いたい思いとなっているのに、想は紬の声が聞こえない現実を直視される環境が続いてしまうのが悲しく、奈々の辛くなるという言葉の伏線をここで回収するとは辛くなりました。
天然な奈々と見ていたリュックの閉め忘れは想と触れ合う手段だったと発覚、ナチュラルあざとい奈々に想と共にまんまと騙されていたのが可笑しく爆笑しました。

今回の話は、主人公の紬を中心に周辺の人達の状況が上手く描かれていたなと思いました。特に湊斗と春尾と桃野の三人で会話をしていた姿が印象的でした。
中でも桃野が湊斗に対してやった行動は、ある意味お互いの緊張が解けた場面が微笑ましくて良かったです。そして主人公の紬の方は、兄の想の事で萌が感謝を言っていた場面が良かったです。
そんな中で湊斗は、想に対して自分自身の気持ちを打ち明けていた場面が気になりました。これから紬と想がどの様になっていくのか、今後の展開を注目して見ていきたいです。

聞こえる人と聞こえない人って言葉に胸が苦しくなりました。ポニーテールをして洗い物をしている紬にちょっかい出した想が、ふと紬の声が聞こえない現実を悲しそうに受け止める姿が切なくてたまりませんでした。
想の手を握ったのに、すぐに手を離されて落ち込む紬を、ひと目見て何かあったと気づく湊斗はさすがでした。それ以上聞かないところがまたよかったです。
奈々と再会した春尾先生の表情はぐっと柔らかくなりましたね。想の気持ちは痛い程よくわかるけど、紬の涙はやっぱり見たくないです。みんな幸せになって欲しいけど、どんな結末が待っているのでしょうか…。
『silent』次回予想
『silent』次回予想(最終話)をしていきたいと思います。
せっかく再会出来たのに、変わってもまた話す事が出来る様に距離を近づけようとしていた紬。想も、紬のそんな愛の大きさに予想をいい意味で裏切られこれまでまたあの頃の様に好きになっていってたはず。
でも想は好きになるほど、あの頃聞こえてた紬の声やあの頃一緒に聴いてた音楽の事を思い出せなくなっていってる自分が歯痒くて寂しくなってしまっていましたね。
こんなにまた辛いなら好きにならなきゃ良かったとまで思う想は、また紬の元を離れようとするでしょう。でもあの頃の様に、指を咥えたまま別れるわけにはいかないと紬はさらなる想いを伝え想とやっていこうとすると思います。
最後は愛が勝つ。そう信じてます。やっぱり想の元には、紬がいた方が幸せですから。
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