『パープル・ハート』NETFLIXのあらすじネタバレ感想とキャスト紹介

Netflixオリジナル映画 パープルハート あらすじ ネタバレ 感想NETFLIXオリジナル映画

2022年7月29日配信開始 NETFLIXオリジナル映画『パープル・ハート』のあらすじ・ネタバレ・キャスト・感想についてまとめました。

歌手としても活躍するソフィア・カーソンとニコラス・ガリツィン主演。心揺さぶるライブシーンも見どころです。

『パープル・ハート』あらすじ

『パープル・ハート』のあらすじをご紹介します。

音楽で成功することを夢見る女性と出兵を控える海兵隊員。愛のない打算的な結婚をすることにした2人だったが、ある悲劇をきっかけにひかれ合うようになり…。

引用:『パープル・ハート』Netflix公式HP

『パープル・ハート』ネタバレ

『パープル・ハート』のネタバレをご紹介します。

音楽の世界を夢見るキャシーは、職場のバーで毎晩ライブをしています。お客さんたちが盛り上がるなか演奏が終わると、イラク戦争への出兵を控えた海兵たちが店へ入ってきました。

海兵たちは口々に女性店員を口説きはじめます。ルークという海兵はキャシーを気に入り、仲間の失礼な発言を謝りにキャシーの元へ来ますが、一喝されてしまいました。

キャシーは糖尿病を患っていますが、保険の更新をしておらず、高額なインスリンに払うお金がありません。居合わせた母親に心配され口論になりますが、キャシーは自分の力でどうにかすると強がります。

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ランニングをしていたルークは、突然車に追われて轢かれそうになります。車の主・ジョノーにルークは多額の借金をしていて、返さないなら家族を狙うと脅されます。

インスリンが残りわずかになり、ライブ途中に体調が悪くなったキャシーは、幼馴染のフランキーを訪ねます。持病や金銭問題を打ち明け、結婚詐欺を持ちかけます。軍事結婚は保険制度や手当が充実していたのです。

借金を返せないルークは、ジョノーに銃で脅されたのでとっさに結婚詐欺で金を作る約束をしてしまいます。ルークはキャシーに結婚詐欺を持ちかけます。はじめは不審がるキャシーでしたが、ルークの真剣さに押され同意します。

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出兵前日の夜、ルークははじめてキャシーに弱音を吐きます。”怖い”と素直に言ったルークをキャシーは褒め、2人は愛し合いました。しかし翌朝出兵の日、見送りで涙する人々のなか、別れの時までキャシーとルークはぎこちないままでした。

“夫婦”を演じるメールのなかで、キャシーは、今まで自分が言うべきことを歌にするのが怖かったことを明かします。ルークは、元軍人でパープルハート勲章(名誉戦傷賞)をもらっている父親との不仲を綴ります。

ある日のテレビ電話で、落ち込んでいるルークに頼まれ、キャシーははじめて自分で作った曲を歌います。「帰ってきて」という歌声に戦地の兵士たちは癒されます。

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曲が世間で注目されはじめ順調なキャシーのもとに、ルークが脚を負傷したと連絡が来ます。動揺したキャシーはルークの父親を訪ねてしまいます。戦地から戻ったルークは、勘の鋭い父親に詐欺がバレるのを警戒し、脚が完治するまではキャシーと同居することを強います。

急にはじまった同棲や、車椅子の生活、ルークの通院のために頻繁にやってくる父親など、計画外のことばかりで口論の絶えない2人。

キャシーはルークとうまくいかない気持ちを曲にします。バンドはどんどん人気を得て、ついには大きなホールで有名バンドの前座を任されることになりました。ルークは地道なリハビリを続け、強靭な回復力をみせます。

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ある夜、キャシーの母親宅が何者かに襲撃されてしまいます。ジョノーだと確信したルークは、残りの金を全て払い、ジョノーを殴ります。しかしジョノーによって、結婚詐欺のことが両親たちと海軍にバラされてしまいます。

ルークは海軍基地での裁判で、自分が不利になることも省みずに、キャシーに結婚詐欺を強要した、と発言し6ヶ月の刑に処されます。キャシーは刑を免れました。

キャシーのバンドは、大熱狂のなか無事大きな舞台を終えます。熱気冷めやらぬなか、キャシーはルークの元へ向かいます。

これから基地に拘置されるルーク。キャシーはなんとか間に合い、2人は愛を確かめ合います。車に乗せられ離れていくルークを見送るキャシーは、本当に大切な人を送り出す表情をしていました。

『パープル・ハート』キャスト

『パープル・ハート』に登場するキャスト(役柄)をご紹介します。

ソフィア・カーソン/キャシー役

ソフィア・カーソンが演じるのはキャシー役。歌手になる夢を追いながらバーで働いている。母が移民で、苦労するのを見て育った。人種差別や女性軽視は無視できない性格で、相手が誰でも臆さず物申す。

ニコラス・ガリツィン/ルーク役

ニコラス・ガリツィンが演じるのはルーク役。出兵を間近に控えた海兵。元軍人の父親を避けている。

チョーズン・ジェイコブス/フランキー役

チョーズン・ジェイコブスが演じるのはフランキー役。ルークと同期の海兵で、キャシーとは幼馴染。2人を優しく見守る。

リンデン・アシュビー/ジェイコブ・モロー役

リンデン・アシュビーが演じるのはジェイコブ・モロー役。ルークの父親。元軍人で、パープルハート勲章を受けている。

 

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『パープル・ハート』感想考察

最後に、『パープル・ハート』を視聴してみた感想を記載しておきます。

キャシーの人間性が魅力的に描かれていて、観ているこちらまで勇気が湧いてきます。愛想笑いで流してしまいそうな誰かを傷つけるジョークも、人種差別や女性差別発言も、相手が誰であれ目の色を変えて立ち向かうキャシーはかっこいい!
ルークと出会ってからのキャシーは作る曲にも彼への感情が自然と言葉になって現れていて、聴く人の共感を集めながら才能が認められていくのが気持ち良かったです。歌声もキュートなのにハスキーなのが癖になります♡
恋愛映画としては、甘く軽やかな作品とは一味違うかも。お話のベースにイラク戦争、保険制度や医療費による貧困、移民問題、家族の不仲など苦しく悲惨な現実が横たわっています。
タイトルについて、ハートっていったら一般的にピンクや赤を想像するけど、なんでパープルなんだろう?と思ったのです。作中で出てくるのですが、”パープルハート”というのは戦争で負傷した兵士に贈られる名誉戦傷賞という勲章のことだそうです。
勲章とラブストーリーになんの関係が?と観進めたのですが、キャシーとルークが傷つきながらもお互いを必要としていく様を見て、傷のない恋愛や結婚なんて無い!ってことで『パープル・ハート』なのか、なんて深読みしてしまいました。
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