2023年1月23日21時から、フジテレビ月曜ドラマ『女神の教室』第3話を放送。『女神の教室』第3話のあらすじ・ネタバレ・感想をまとめています。
『女神の教室』第3話あらすじ
『女神の教室』第3話あらすじをご紹介します。

前回がまだの方は『女神の教室』第2話のネタバレ詳細をチェック!
『女神の教室』第3話あらすじ
柊木雫(北川景子)は、刑事の風見颯(尾上松也)に話がしたいと呼びとめられた。風見は自身が担当した事件について、柊木の裁判官としての意見を聞きたいと言う。しかし、柊木は実際に裁判を見聞きしていないため軽はずみな見解は出来ないと断る。
その翌日、実務演習の講義で柊木が新たに学生たちに課した事案は「黙秘権」。郊外の森で男児A君の死体が発見され、森にはA君と男Xが並んで歩く足跡が残されていた—。証拠はそれだけで目撃者もなく犯行を認めるためにはXの証言が必要だが、黙秘権を行使されたら起訴出来たとしても無罪となる可能性が高い。
藍井仁(山田裕貴)が呆れる中、柊木は黙秘権について肯定派を真中信太郎(高橋文哉)、水沢拓磨(前田拳太郎)、天野向日葵(河村花)、否定派を照井雪乃(南沙良)、桐矢純平(前田旺志郎)に分けてディベートさせる。そのような中でも司法試験の勉強に一心な雪乃は「ディベートでは喋らない」と、ペアとなった桐矢を突き放す。
早速ディベートが開始されるも、肯定派の意見に桐矢は追い詰められる。その時、雪乃が口を開くも、黙秘権は行き過ぎた加害者擁護だと珍しく荒ぶった態度を見せる。その言葉は被害者の痛みを代弁するかのようで…。ジャッジを任された藍井は桐矢たち否定派の勝利を告げる一方で、雪乃の感情的な発言は弁論ではないと切り捨てる。柊木は次回の講義は否定派と肯定派を入れ替えてディベートをすると告げその日の講義は終了。講義後、柊木は加害者擁護に感情的な雪乃について藍井に相談するが…。
引用:『女神の教室』公式HP
『女神の教室』第3話ネタバレ
『女神の教室』第3話のネタバレ詳細です。
風見に食事に誘われた柊木。風見は自身が関わったある事件の事に触れ、判決の内容を柊木に聞きます。しかし柊木は実際に見聞きしてないから分からないと答え話を終えました。
以前より少し明るくなった天野は水沢に先日の御礼をしています。それを桐矢がやたら気にしていました。今回のテーマでは、A君を森の中に連れて行く男性Xのお話。
しかしXは黙秘権を行使し、事件は迷宮入りしました。ここで柊木が扱いたかったのは黙秘権についての事です。
ディベート形式で論争をしますが、否定派は事件の真実が分からなくなる恐れがあるとして無い方が良いとの意見。
肯定派は、刑事の取り調べにて拷問が行われる恐れもあるとして加害者も守られるべきだと言います。ここで照井は少し感情的になり、加害者を守る余地などいらないと強く主張。
藍井からの論評としては、肯定派の理由には説得力に欠け否定派を擁護。しかし照井の感情的な言い方には懐疑的です。照井を気にしている柊木ですが、藍井は気にしなくて良いと言いました。
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そんななか、照井におかげで勝てたと御礼を言う桐矢でしたが照井はなんだかそっけない様子。柊木に相談した桐矢は、それを恋だと指摘されます。翌日から桐矢は照井にしつこく話しかけ同じ検察志望としてついてきて欲しいところごあると、柊木の元へ誘いました。
行き先は法廷の検察席。照井が桐矢に何故検察がいいのかを聞くとカッコいいからと回答します。そこでは検事として横溝が加害者に話しかけていました。最初はいくつも質問してくる横溝を鬱陶しいと思っていた加害男性でしたが、真摯に向き合う事で男性はゆっくりと話し始めます。
それを見た桐矢は、正義の立場で相手を説き伏せるのではなかった横溝にその理由を聞きました。横溝は、もしかしたら自分の一言で彼を犯罪者にするかもしれないと言いそんな単純じゃない事を知った桐矢。
感動した桐矢は横溝の事を柊木に話し、思ったよりも検事の仕事は遥かに深いと思った事を話しました。
すると柊木は、横溝がかつてロースクール時代は成績が悪かったと言います。驚く桐矢ですが、柊木は諦めない心の大切さを伝えるのでした。
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一方で水沢は天野と話しながら真中に心の闇を感じ取っており、実際に真中は人を見下していながら家では家族に肩身の狭い思いをしている様です。桐矢に話しかける照井。横溝の話を聞いて燃えてきたと熱く語る桐矢ですが、照井はそれでもそっけない返事をしました。
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後日、更なるディベートをする真中と桐矢。桐矢が加害者を擁護する事の大切さを語りますが、黙秘権否定派の真中が黙秘権の行使で被害者の気持ちはどうなるんだと懇切丁寧に反論します。
黙秘権は被害者遺族の望みを断ち切ってしまうものだと、あくまで被害者に寄り添った数々のセリフに黙る桐矢でしたがここで照井がどう真中に対抗できるか考え桐矢に喋ってと言いました。すると横溝の裁判を踏まえ、加害者への対応をしっかりと語った桐矢達肯定派が勝ちます。
柊木は皆の前でこの回答を語り、「個人の内面」を守る為に黙秘権は必要だと言う事で藍井もまたこれに同意すら事となりました。
笑顔の柊木は、個人についてもう大人の君達は1人で考えて行動して、もし話したくなったら聞きに来て欲しい。聞く準備はできてると言います。桐矢は今回を通して、検事にどうしてもなりたいとみんなに言いました。照井はなりたいならなったら言いと返します。すると桐矢は涙を流し始めました。
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藍井は守宮の元へ行き、来年の司法試験について相談があると言います。柊木は風見に連絡し、一度断った案件について前向きに検討すると話しました。後日、照井は柊木と藍井の元に行き「実務研修を辞めたい」と言います。
焦る柊木ですが、藍井はそうしたいならそうすればいいと返しました。桐矢は水沢と話をし、天野を好きなのか聞いています。しかし天野が焦って2人を呼びに来ました。掲示板に人集りがあり、そこには何と年末のゼミ選抜テストが11月28日に行われると貼っているのでした。
『女神の教室』第3話の感想
『女神の教室』第3話の感想考察をご紹介します。

最近はドラマでもよく見るようになった宮野真守さんだけど、アニメでもドラマでも個性的なキャラを演じることが多いので、今回の横溝くんみたいに真面目な人を演じているのが、凄く新鮮でした。
けれども検事も、ただ被告人を一方的に責め立てるだけじゃないんですね。きちんと対話を試みようとしていたし、被告人を追い詰めるのも弁護士が存在するから出来ることだっていうのは、凄くびっくりしたけれど、何か納得できる言葉でした。
そしてこのドラマって照井さんとか、真中くんの存在が重たいけれど、桐矢くんが中和してくれるから、桐矢くんの明るさはホッとする。

実際の裁判のシーンが印象的でした。父親を花瓶で殴ってしまったという内容が、あまりにも衝撃的で、しかも最初の被告の態度も悪かったので、とても印象が悪かったです。
でも、検察官である横溝が根気強く話しかけたことで、被告が父親から暴言を吐かれていたことが分かり始めて、決して自分勝手な思いで危害を加えたわけではないのだと知ることができました。
横溝も言っていましたが、裁判に関わる人は、自分の一言で被告の人生を変えてしまうことがあるのだと改めて思い知らされた気がしました。

当たり前にある黙秘権についてディベートを行った事は、疑似裁判と言う感じで各々の主張が通っていて流石でした。それをまた反対の立場としてディベートをさせるという所も凄く勉強になったはずです。
特に被害者意識が強い雪乃が本当の裁判を見て加害者側に立てたことや純平と二人で自分たちの言葉を形にした所が今までの雪乃とは違ってましたね。加害者が黙秘権がある事で法律家が犯罪者にならないと言う考え方が新鮮でした。
はっきりとした真実はわからなくても弁護士と検事が協力しあい真剣に近づいていくという横溝の言葉には納得できる言葉でした。雪乃はもしかしたら、犯人が無罪になった被害者なのかもしれないと少し感じました。

「検事と弁護人は敵であり味方」という言葉が深いなと思いました。照井雪乃は、ロースクールの中では成績上位ですが、桐矢純平のほうが人間的で好感がもてます。
検事や弁護士にも様々な性格の人間がいるとは思いますが、感情的になってはいけないと思います。ディベートを通して、黙秘権の意義について深く考えさせられました。
生徒たちも大切な権利であることが分かったと思います。ロースクールには、司法試験の合格ばかりにこだわらず、柊木先生のような先生が必要です。

ちょっと空気感が変わってきたような照井雪乃。以前だったら、騒がしくておバカキャラの桐矢純平とこんなに協力して論説文を考えたりしなかったはず。はじかれてもはじかれても接触を試みる柊木雫に少しづつほだされているのでしょうか。
今回ディベートのお題となった黙秘権。容疑者を守るだけじゃない、司法の過ちを防ぐためでもあるという発想に目が覚めるようでした。検事一本を目指す照井。強い正義感の背景に何があるのか、一番興味がある生徒です。
次回早まった藍井の試験を生徒たちはクリアできるのか。どんどん楽しみになるドラマです。
『女神の教室』次回予想
『女神の教室』次回予想をしていきます。
いきなり最後に来た選抜テスト。これはまだ説明がなされてませんが、真中やみんなの反応を見てると相当にハードルの高いものなのでしょう。
また、真中には家庭で迷惑をかけている立場からか相当に肩身の狭い思いをしているみたいですね。その気持ちは何となくわかる様な気もします。それがロースクールの中では人を見下すと言う、黒い一面を表しているのかもしれません。
まだそれはスクール内では表面化はしてませんが、次回吐き出されると思います。そこは柊木の手腕で彼を諭したりするのではないでしょうか。また、選抜テストは真中は落ちると予想します。それぞれの思いがモロに滲み出る回となるでしょう。
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