2023年3月13日21時から、フジテレビ月曜ドラマ『女神の教室』第10話を放送。『女神の教室』第10話のあらすじ・ネタバレ・感想をまとめています。
『女神の教室』第10話あらすじ
『女神の教室』第10話あらすじをご紹介します。

前回がまだの方は『女神の教室』第9話のネタバレ詳細をチェック!
『女神の教室』第10話あらすじ
柊木雫(北川景子)は 里崎健一郎(小堺一機)から藍井仁(山田裕貴)が刺されたと聞き、急いで搬送先の病院へと向かう。検査室の前には守宮清正(及川光博)がいて、藍井は一命を取り留めたが意識が戻らないという。さらに、藍井を刺したのは風見颯(尾上松也)だと聞いた柊木は衝撃を受ける。
青南ローに戻った柊木は、藍井の研究室でファイルを見つける。中にはプリントアウトされた学習塾のホームページがあり、講師として紹介されている松下隼人(渡部秀)の顔写真がマークされている。さらに自殺した津山邦彦(安井順平)が自分のSNSに最後にアップした病院の写真や、病室番号と風見栞(桜川博子)という名前が書かれたメモが残されていた。
柊木は藍井の研究室で見つけたファイルを横溝太一(宮野真守)に見せ、今回の件について相談する。風見は黙秘を貫くが、風見が襲おうとしたのは松下で、藍井はそれを止めようとして刺されたのではないかとのことだった。柊木は津山も自殺ではなかったのかもしれないと、風見の関与を疑い始める…。
風見が逮捕されたというニュースに照井雪乃(南沙良)、真中信太郎(高橋文哉)、桐矢純平(前田旺志郎)、水沢拓磨(前田拳太郎)、天野向日葵(河村花)たちも動揺。柊木は期末テストも迫っている学生たちを落ち着かせようとする。
そんな中、柊木は風見と接見することに。藍井の資料を見せ、本当は松下を刺そうとしたのではないか?津山は本当に自殺だったのかと聞くが答えはなく…。
引用:『女神の教室』公式HP
『女神の教室』第10話ネタバレ
『女神の教室』第10話のネタバレ詳細です。
一台のタクシーが止まります。柊木が降り、向かった先は病院。腹部を刺されたとの事で誰がやったのかは分からない様でした。すると待っていた守宮が「風見さんです」と答えます。動揺する柊木。
そして取り調べを受ける風見でした。前の晩、藍井が何か不審な動きをしており柊木は彼がいた場所に風見しおりという名前を見つけます。
横溝と会った柊木は風見がある場所で松下と言う男を刺そうとして、藍井が止めようとしたのかもしれないと聞きました。私のせいだと悔やんで泣く柊木。
***
翌朝、真中達みんなは藍井を心配しています。柊木は気丈にいつもどおりを演じていました。その後、柊木は風見の面会へと向かうと風見は謝罪します。
一連の事件を起こした理由を問いました。司法の力で松下を見張ってるはずだったのに。そしてもう一つ聞きたい事があると、柊木は風見の妹が入院している病院を話します。
また津山が亡くなった場所の写真。「津山さんは、本当に自殺だったのでしょうか」と風見を真っ直ぐ見つめる柊木でした。
しかしもう自殺で処理されていると言う風見に、柊木は風見の再犯を懸念しています。生徒の元に戻った柊木に、真中達は全部話して欲しいと言いました。
そして全ての事を話した柊木に、みんなは愕然としています。津山の事すら手にかけたかもと言う話に、照井は風見に守られていたのかもしれないと言いました。
自白するつもりはないと思われる風見ですが、何かの理由で一線を越えてしまったと考える柊木。今の風見さんには司法を信じられていないかもと言う柊木は、今どうしたらいいか分からないと言います。
目を開けない藍井の前で、自分が目指したものは理想論だったのでしょうかと問う柊木。そこに1人の少女が現れます。
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真中や桐矢達はある事を決めました。それは風見の事件の目撃証言の聞き込み。みんなが街でビラ配りをしていると柊木と会った少女が声をかけてきました。柊木は風見の元に行き、少女の事を話します。何も話さず去った彼女の事を話すも風見は何も答える気
はないと言いました。その後、水沢は風見に会わせて欲しいとお願いをします。そして柊木は生徒達を連れ検察庁へ。
風見が入室して真中達みんなは向き合いました。先日、照井達は松下の被害者である少女に話を聞いていました。松下から被害を受ける少女の事を聞くと、風見は行動を起こしてしまったと。
照井は風見に、人を裁くべきは司法であると言いました。しかし風見は性被害者は心も殺されると反論。そして20年間笑う事はない妹のしおりの事を話します。
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どうして人の人生を奪った者が普通の生活を送れているんだ!と風見は、法で人は守れないと主張しました。真中達はそれを受け止め、気持ちは分かるが一番苦しむのはしおりじゃないかと言います。
しかし風見は妹は病院に任せてると返しました。天野は病院へ行き、しおりさんはそんな事より風見が来ない事への不安でいっぱいではないかと言います。
そして、私たちは私たちなりに被害者を救う方法を考えます。そして被害者を救うために。性被害の事に関しても、桐矢はできる事はあると言いました。そして照井は、松下の被害を受けた少女が、風見の罪を少しでも軽くできるなら戦いたいと言っていたと言います。
そして風見宛の手紙があり、それを読む事に。中身は、しおりからの「お兄ちゃん、会いたい」と言うもの。
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真中は、被害者にとって一番悲しいのは被害者の為に近しい者が犯罪者になってしまう事ではないでしょうかと言います。みんなはこれからも、妹さんの手紙を責任を持って届けますから安心してくださいと続けるのでした。
そして天野は、ここで学んだ事は目の前の人が苦しんでいたらその人の為に必死に考え抜いて行動する事だと言います。柊木を見る風見は、「あなたって人は・・」と言いますが私は何もしてません。彼らが自発的に行動しただけと柊木は言いました。
すると風見は今までの犯罪の関与や、津山を自殺に見せかけて殺したのも自分だと告白します。そっと頷く柊木。
その後、これで良かったんですかねとみんなは言いますが、柊木はこれで良かったと思うと返しました。風見の事を必死に考えて行動した結果だから、良いと。ありがとうとみんなに言う柊木。
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真中やみんなは将来の法律家としての夢を語ります。すると照井から柊木に、ようやく志望動機書を渡しました。照井は、「私、裁判官になりたいです」と言います。みんなは検事じゃないのかと驚きますが、照井は、柊木の様に人に寄り添える法律家になりたいと言うのでした。
そしてみんなが盛り上がるなか、柊木は連絡を受け藍井の元へ。風見が逮捕された割には元気ですねと藍井。柊木は陰ながら、事件の事を調べてくれた藍井に感謝を述べます。
まさか私の為にと言う柊木ですが、柊木の為ではないとの事。しかし柊木の影響かもと言い、風見の気持ちを知りたくなったと言う藍井。柊木の講義で、「人を知れ」とさんざん聞かされたと藍井は言います。
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一方その頃、照井から桐矢へのスパルタ指導。翌朝、柊木は守宮に声をかけると最後の講義に臨む事で柊木に思い入れがあった事を言いました。今生徒たちを送り出す気持ちは、自分が柊木を送り出す気持ちと同じだと。
そして青南ロースクールに来たのは、守宮が懸命に手引きしたからとの事。本来は広島裁判所へ異動の予定だったと、驚く柊木でした。そして最後の講義。期末テストの結果を良くやったと嬉しそうに話す柊木。
そして10年以上前にここを卒業して裁判官になりましたが、少し思ったのと違ったと言いました。効率の良い人の方が評価をされる事。しかしみんなに出会って初心に返り、学んだ事を伝えたいと思うようになったと言います。
「みんなは私の自慢の学生です」と言いここで学んだみんななら、きっと良い法律家になれる。私はそう信じてますと柊木は言いました。
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そこに藍井が車椅子で入ってきました。そして柊木から一言、と振るといきなり生徒たちにさまざまな難問を突きつけます。これは真中達が以前答えられなかったもので、それを全員スラスラ答えました。
藍井はみんなの学力は確実に向上したけど、ゴールではない。「良い法律家になれ」と言うと柊木は笑顔になります。そして少し時は流れ、柊木は藍井を捕まえてある場所へ。
みんなの卒業式です。笑顔で胸を張って、しっかりと歩く生徒達。柊木は1人微笑んで歩いてました。
『女神の教室』第10話の感想
『女神の教室』第10話の感想考察をご紹介します。

今までだったら、風見さんの妹さんのこととか、風見さんの気持ちに同情して揺らいでしまっていたであろう生徒たちが、今回はあくまでも法律家として、どんなことがあろうと裁くのは司法でありべきと、風見さんに向き合っていたのに本当に成長を感じて感動しました。
きっと風見さんは柊木先生や他の人の言葉では救われなかったと思います。まだまだズルさを知らない生徒たちの真っ直ぐな正義感があったからこそ、風見さんの思いに届いたんじゃないかな。

黙秘を続ける風見さんに、不安ばかりを感じていました。でも、そんな風見さんのために、松下から被害を受けた女子高生が証言をしてくれたことに、本当に良かったと感じました。
本来ならば、とても勇気がいることだと思います。それでも証言してくれたのは、風見さんのためという気持ちだけでなく、話を聞いたのが照井さんだったということも、大きなものだったと感じました。
少なからず気持ちがわかる照井さんの言葉があったからこそ証言してくれたのだろうと思うと、照井さんの存在の大きさが感じられました。

かれんさんは自分が何をされたのか全て話して戦う意思を示しているけど、それは自分の為じゃなく風見さんの為に戦うと言う事にちょっと違和感を感じました。
自分を守る事さえも性犯罪被害者はやはり公にはしたくないものなのに、他人の為に公に出来るものなのかと思いました。
学生達はロースクールで学んだ事は多く、柊木先生の教えてきた事ややり方は非効率かもしれないけど間違っていなかったと思います。あおい先生が他人に関心を持つようになって、柊木先生がそう変えたんだなと思いました。

まず、刑事の風見がどうしてロースクールの教師の藍井を刺し、自殺と処理された津山を殺してしまったのかが女性を性犯罪から守りたいために一線を越えてしまったのが悲しかったです。
風見が一人ではないことを早く教えてあげればこんなことにならなかったのだと思います。また、ロースクールの生徒の照井らが全員ロースクールを卒業できてよかったです。
特にロースクールの生徒の桐矢が一番心配だったので、照井の特訓のおかげで期末試験も合格して、ロースクールを卒業できてよかったです。

学院長の守宮は、柊木先生の資質を見込んで、青南大学法科へ呼び寄せたのだと思います。ロースクールの生徒たちは、困っている人を助ける被害者に寄り添える弁護士として巣立ってくれることでしょう。
柊木先生の想いは、一人ひとりの学生の心へ届き、頑なな照井の気持ちも変えたようでした。柊木先生の最後の授業も素晴らしかったです。風見刑事がしたことは決して許されませんが、被害者や被害者家族の苦悩について考えさせられました。

まさか、風間が松下を殺そうとし、津山までも自殺に見せかけて殺したとは驚きでした。風間の妹が強姦されて病院に入院中で、社会復帰できないほどのダメージを受けているのに、加害者が、平然と復帰しているのが許せない気持ちも理解できます。
ところが、藍井が風間の犯行を阻止しようとして傷ついたのは不幸でしたが、柊木が藍井の病院に様子を見に来た佐久間の存在を掴んだのは幸運でした。水沢や真中らが風間に会いたいと言って、彼らが佐久間を支援し、佐久間が少しでも風間の罪を軽くしようとして、松下を訴えるとの意思を示したのが、大きな勇気を風間に与えた様です。
風間が自分の罪を白状して償おうと決意させたのは感動的な場面でした。退院した藍井が生徒に向かって司法試験はゴールじゃない、良い法律家になれと柊木のようなことを言ったのは笑える場面でした。
『女神の教室』次回予想
『女神の教室』次回予想をしていきます。
とうとう青南ロースクールで学んだ事を噛み締め、歩き出す生徒達。真中も、水沢も桐矢も天野もそして照井もいかに人と向き合うことが大切かを柊木から学んだ様ですね。
そんな彼らが卒業となり法曹界へ歩み出しますが、様々な現実に直面している様です。それもそのはずです。いくら判例で勉強していると言っても、人の考える事ややる事には想像がつかない。
マニュアルなんかないと思わされるみたいですね。そしてこのロースクールの存在意義を問われる守宮。
ここで最後に柊木と藍井がタッグを組みその必要性を整然と訴えるのではないでしょうか。そこには横溝や安藤の助けも加わり、青南ロースクールは続いていくと予想します。
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