2023年1月16日21時から、フジテレビ月曜ドラマ『女神の教室』第2話を放送。『女神の教室』第2話のあらすじ・ネタバレ・感想をまとめています。
『女神の教室』第2話あらすじ
『女神の教室』第2話あらすじをご紹介します。

前回がまだの方は『女神の教室』第1話のネタバレ詳細をチェック!
『女神の教室』第2話あらすじ
青南ロー卒業後も司法試験合格を目指していた田辺浩(田村健太郎)が倒れて病院に運ばれた。柊木雫(北川景子)は桐矢純平(前田旺志郎)から田辺が藍井仁(山田裕貴)から酷いことを言われていたと聞き、藍井に事情を尋ねる。藍井から「受かる見込みのない学生に夢を与えても人生を台無しにするだけ」と告げられ、水沢拓磨(前田拳太郎)、天野向日葵(河村花)、桐矢ら成績下位の学生も田辺の二の舞になると言われ、柊木は反論する…。
***
次の日、柊木は学生たちに『志望動機書』を配り提出するよう伝えた。学生たちのことをもっと知りたいと考える柊木だったが、藍井に鼻で笑われる。そんな中で柊木が行う実務演習の課題は『銭湯』。タトゥーがある男性Xが銭湯の店主に入店を拒否され、それでも無理矢理入ろうとするXは店主に押され転倒して負傷。Xは店主に治療費と慰謝料合わせて1000万円の請求を求めた。柊木は学生たちにXの請求について検討するよう促す。そんな折、里崎健一郎(小堺一機)が向日葵の父を連れて来た。教室を出た向日葵は、父からその成績では司法試験は無理なので学校を辞めても良いと言われてしまう。
***
一方、Xの請求について話し合う生徒たち。照井雪乃(南沙良)や真中信太郎(高橋文哉)らほとんどの学生が妥当ではないと答える中、水沢が依頼を引き受けると言ったことで続きは翌週の授業に持ち込まれることに。
その日の授業終了後、柊木は学生たちから『志望動機書』を受け取るが、水沢はなりたい職業に『弱者を救う弁護士』と書き、桐矢は同項目に書いた文字を修正テープで消していた。また、向日葵はほぼ空欄で、好きな食べ物に『冷凍みかん』とだけ書いていて…。引用:『女神の教室』公式HP
『女神の教室』第2話ネタバレ
『女神の教室』第2話のネタバレ詳細です。
青南ロースクール卒業生の田辺が倒れており救急車で搬送されています。見送った雫は桐矢から、世話になった先輩だと聞きました。
他の生徒たちは田辺が倒れた事など何も思ってない様ですが、雫は田辺に冷たい言葉を言い放った藍井に詰め寄ります。
しかし現時点で成績の悪い生徒を切る藍井は、無駄な指導をすると雫を一蹴するのでした。それからと言うもの、雫と藍井は対立する様になるなか警備のバイトをする水沢はかなり苦労しておりスクール内で遅刻するなど少し問題となります。
***
そして今回は、ある男Xの事で彼には体にタトゥーがあり銭湯に入ろうとすると店主に押され転倒し負傷しました。
Xが店主に請求したのは1000万円を請求したとの事で、生徒たちにどうするかの問題を出します。真中や照井はXが請求する金額は流石に荒唐無稽だと言い放ちました。
唯一、水沢だけがX に寄り添う答えを出します。それぞれの生徒の思いが交錯するなか、桐矢が銭湯で水沢に会いますが何だかそっけない様子。
***
その後、ロースクールのみんなは水沢が柄の悪そうな連中と付き合っている所を見かけます。真中達は水沢の事を心配してその事を指摘しますが、水沢は怒りを露わにしました。
何だかスクール内で上手くいかない雫は、問題を起こし始めていると見られてる水沢が排除されそうになる動きを見て動揺しました。
Xの問題ですが、真中達はやはり治療費の請求額は法外で妥当でないと答えます。しかし雫は、憲法13条では個人は尊重されるべきだと言いいかにどんな風に見られようが自分の権利を主張しても言いと話しました。
ですがみんなはやはりあまり反応は良くなく、藍井からは田辺が司法試験を諦め30歳で田舎に帰る事となった現実を雫に突きつけます。
それから、考えた桐矢と天野は水沢に謝りました。勝手に決めつけて悪かったと。桐矢は水沢と銭湯に入り、お互いの事や天野の事などを話しここには悩みが無い人はいないんじゃないかなと言います。
***
翌日、桐矢は水沢との話からもう一度Xの事に触れ何か寄り添える事がないか検討したいと言いました。
その中で水沢は、この前の連中は高校の友達で自分に金を返してくれただけだと告白。見かけで判断するのは、貧乏な自分はロースクールに行っちゃいけないって言われてる気がすると話します。
するとみんなの中で議論が始まり、何か他の視点がないのか語り合うのでした。その後、水沢は雫に声をかけXの件についてもう一度話したいと言います。
***
藍井も呼び、まず真中が切り出しました。妥当な請求額はあくまで40万円と言いますが、そもそも何故Xが1000万円を請求したのかに言及。
タトゥーだからダメと言うわけではなく、個別に寄り添ってはどうかとみんなが次々と言い出しました。環境などに合わせ、受け入れる態勢を作るなどを主張すると雫は依頼人の心を考えちゃんと向き合った事を評価。
それを聞いた藍井もまたこれを認めた様子で、真中は水沢とは何も揉めてないと言うとスクール内での騒ぎも収まる事となります。
***
団結感が出てきたスクール内ですが、天野は弁護士の父親のことで悩んでいました。心配する真中。雫は、藍井と少しだけ分かりあった様子で自身の教育方針を熱く語ります。
その夜、雫の帰路に風見が現れました。少しだけ時間が欲しいと言う風見。
『女神の教室』第2話の感想
『女神の教室』第2話の感想考察をご紹介します。

今回はタトゥーがあると銭湯に入れないのかの問題を、みんなで討論して意見を出し合っていたのが印象的です。試験には絶対出ないであろう内容だけど、みんな必死に答えを導き出していたのが良かったです。
藍井は無駄だと思っていたのがリアルです。それでも柊木は公平さを追求していくことの大切さをわかってほしかったのが伝わってきました。
さらに水沢はアルバイトをしながら、自分でお金を稼いで学校に通っていたのがすごいなと感じます。

柊木先生が言いたいのは、法律に携わる仕事に就くのならば固定概念は捨てようってことですよね。
どんな人間でもまずは法律に守られるべき国民の一人なのであって、タトゥーが入っているからって反社の人ではないというか、最近ならオシャレの可能性もあるから、もっと視野を広げようってことなんだよな。
しかも水沢くんみたいに家にお風呂がないから仕方ないって人もいるんだろうし。何が正しいではなく、どんな人にも味方になれる人であって欲しいのかも。だから照井さんのすぐに切り捨てる姿勢は、社会に出たら大変かもね。

ストーリー中の、憲法13条の個人の意見の尊重についての講義が印象に残りました。銭湯の事案で、真中や照井に遠慮をして意見が言えなかった桐矢や、自分の境遇を話せなかった水沢もそうでしたが、私自身も自分の意見を飲み込む性格です。
そのため、柊木の「自分の意見は主張して良い。憲法でも認められているのだから。」という言葉と笑顔は、とても心に響きました。自分の意見を言うことは、決して迷惑でも我儘でもないと言われているようで、勇気を貰えたシーンでした。

第2話になって、よりテンポが良くなり登場人物のキャラクターの描写がはっきりしたように思います。柊木のような教員は実際にはいないだろうと思います。
しかし、ドラマとして見れば余計なおせっかいかアドバイスか考えるとぎりぎりアドバイスに該当すると感じる微妙なさじ加減でホッとしました。
学生が柊木に心を開くのが早い気もしますが、エンディングを見て、今後サスペンスドラマとしての側面が描かれそうで、これからも色々な角度で楽しめそうだと思いました。

今回の話は、柊木の実務研修のテーマの銭湯から話が展開したのが面白かったです。特に刺青をしている人が入店を拒否された事で起きた事で、生徒の中で様々な意見が分かれていたのが印象的でした。
中でも水沢が言い出した事で意見が対立したり、水沢自身が弁護士になりたい理由が分かったのが良かったです。
そして決まりかけていた事案を、再び話し合いをした事で違った考え方が見られたのが面白かったです。そしてそんな姿を見ていた柊木は、生徒達の意見を尊重していた姿が良かったです。

人が倒れても心配せずに授業が遅れると言う生徒達を見てこういう人達が法律家になると思うとゾッとします。
藍井が司法試験に受からなかった未来を心配する事もわかりますが、あの授業のやり方で人の心がわかるのかと思ってしまいます。雫の授業の方か個人の人を尊重する考え方で、そんな人に法律家になってほしいです。
タトゥーが入っているから悪い人ではないという水沢の考え方はそのとおりで、人は見た目でありません。タトゥーは確かに怖いイメージはありますが、見かけで判断するのもどうかと思います。
タトゥーの内容にスポットあてた所はすごいですね。依頼人の一千万の意味の想像、法的な根拠もちゃんと持ち出してちゃんと弁護側の考え方をして、確かに綺麗事ではありますが、そこまで考えられた所がすごいです。
雫の思いが伝わっているかんじが凄くよかったです。冷凍みかんの思い出を話せるような先生がやっぱりいいですよね。
『女神の教室』次回予想
『女神の教室』次回予想をしていきます。
男児A君が死体となって発見された。手がかりとしては、男XがA君と並んで歩いていたという足跡が見つかったと言う話で黙秘権についての内容です。
黙秘してればXの無罪はほぼ間違いないと言うなかで照井が黙秘権の否定側の立場としてかなり感情的にXを糾弾する様な場面があるみたいですが、恐らく彼女もまた過去に何か事件に巻き込まれたなどで被害に遭ったのでしょう。
だからこそ今回に関しては、やたらと被害者の肩を持つ様な態度が沢山出るのだと思います。他に手がかりらしいものはなく、X が犯人である可能性が限りなく高いと思いますが雫が導き出す答えがとても気になりますね。
これだけの状況でもXには何か寄り添える物があるのか、注目するポイントだと予想します。そしてここでもまた、藍井は雫を一つ見直すきっかけを発見するでしょう。
コメント