2022年11月19日夜22時から、土曜ドラマ『祈りのカルテ』第7話を放送。『祈りのカルテ』第7話のあらすじ・ネタバレ・感想・考察・次回予想をまとめています。
『祈りのカルテ』第7話あらすじ
『祈りのカルテ』第7話あらすじをご紹介します。

前回がまだの方は『祈りのカルテ』第6話のネタバレ詳細をチェック!
『祈りのカルテ』第7話あらすじ
朝、諏訪野(玉森裕太)は百薬荘でボロボロになって寝ている裕也(矢本悠馬)の姿に仰天。裕也の顔は真っ白で、『医道 同期愛』と書かれたダサいTシャツを着ている…。そこら中にワインやシャンパンの空瓶が転がり…。「どうしたのこれ?みんなで誕生日パーティー、やってたんじゃないの?」――。
――その前日。救命救急科で研修を受ける諏訪野と牧村(濱津隆之)は、揃って夜勤を任される。指導医の柚木慧(観月ありさ)は「考えるな、感じろ」がモットー。あらゆる患者が来る救命救急科では治療に迷っている暇などないのだ。
午後6時、患者が立て続けに運び込まれ、救急は一気に慌ただしくなる。柚木の指示の下、患者の対応に追われる諏訪野は、意識消失で運ばれてきた男・秋田竜也(やべきょうすけ)に覚えがあり――。
秋田は駅前の繁華街で「動けなくなった」と自ら救急要請し、救急隊員が到着したところで意識を消失、かかりつけと申告した純正医大に運ばれてきた。諏訪野は柚木の指示で秋田にブドウ糖を投与…と同時に秋田は激しくけいれんを起こす!柚木がすぐさま抗けいれん剤のジアゼパムを施し、けいれんは治まるが…。
検査の結果、秋田には軽い糖尿病の傾向はあるものの、意識障害の原因となるような異常は見られない。諏訪野は、ちょうど1年前も救急に秋田が運ばれてきたことを思い出す。その時も秋田は自ら救急要請。診断はウイルス性胃腸炎で、入院するほどではないと説明すると、「俺が元ヤクザだから追い出すつもりか!いいから消化器内科に入院させろ!」とわめき散らしたのだった。さらに秋田は、この日の昼間も消化器内科の病棟に無断で侵入し、院内に注意喚起のメールが流れていた。目を覚ました秋田は、時刻が午後6時半だと分かると「まだ時間あるな」とセカンドバッグを抱え込む。院内に何か目的があるようで…。
一方、百薬荘には、裕也に「誕生日パーティーやってよ」とお願いされたみどり(池田エライザ)たち同期組が渋々集まっていた。飾りつけも料理も全て自分で準備して「誕生日おめでとう、俺!」とご機嫌の裕也に、みんなが有り合わせのプレゼントを渡す。夜勤中の牧村からもプレゼントが送られてきて――。
諏訪野たちは秋田の薬物中毒を疑い、尿検査を受けてもらおうとする。秋田は「俺がシャブやってるっていうのか!」と逆上するが、検査を受けないなら帰ってもらうしかないと説明した途端、「検査を受ける」と考えを一転。ところが、検査を終えた秋田はまた意識を失って――!
そしてその頃、冴木(椎名桔平)は、広瀬(原田泰造)の言葉を思い出していた――「俺の代わりに、良太のことを頼んだからな」――。
秋田の目的は!?広瀬の言葉の意味は!?そして裕也の誕生日パーティーで一体何が――!?
『祈りのカルテ』第7話ネタバレ
『祈りのカルテ』第7話のネタバレ詳細です。
百薬荘では、誕生日パーティーをやってたはずの裕也。しかし翌日、何故か顔が真っ白で1人で寝ていた事に驚きます。
その前日、純正医大には怪しい男が不審な動きをしていました。諏訪野は牧村と一緒に救急救命科にて研修。この忙しない現場では、指導医・柚木からは「考えるな、感じろ」とコツを教わります。
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搬送されてきた男性の秋田竜也は突然痙攣を起こしましたが、柚木と諏訪野達が対応。昼間に消化器内科の病棟への侵入騒ぎがあり、昼間の不審者が秋田だと分かります。
諏訪野が言うには自ら通報してきた秋田は、1年前も同じく自分で通報して搬送されたとの事でした。薬物中毒を疑う諏訪野は、柚木から秋田を担当する様に指示されます。
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尿検査をやろうとするも秋田は俺が元暴力団員だったから薬物を疑ってんのかと怒りを見せ、患者から敵意を見せられる事が苦手な諏訪野は柚木からその弱点を克服する様に言われるのでした。
しかしおそるおそる帰る様に言うと、秋田は態度をコロッと変え検査を受けると言います。
また、広瀬は冴木と話し純正医大には行かないと約束。「息子」である諏訪野には会えない広瀬は冴木に、涼太を頼むなと言うのでした。
諏訪野は秋田に、検査の結果薬物は検出されなかったと言います。家族に持病がないか聞くも、家族の話はするなと言う秋田。諏訪野が秋田に自分の父親の話をすると、秋田も少し心を開き母の事を話しました。
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一方、裕也は誕生日パーティーを自身で開催しみんなを巻き込んでいる途中。しかし1人、また1人と帰ってしまいみどりだけ残っていましたがみどりに母が救急に搬送されてしまった連絡を受けます。
みどりの母が運ばれた救急救命科では、騒ぎのなか秋田が失踪しました。みどりのは母は持病もちでしたが、何とか無事でみどりはホッとします。
牧村が諏訪野に言うには、秋田が消化器内科にこだわるのはある暴力団幹部がいまここに入院しているため。
諏訪野に頼まれた牧村が秋田の元へ行き対応してるなか、諏訪野は今までの行動やカルテのなかからようやく秋田の目的が分かります。
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秋田の元に来た諏訪野は、秋田が重度の糖尿病だと指摘。自身でインスリンを投与し、純正医大へ入院しようとしたとの事。
諏訪野は秋田に、消化器内科にいるお母さんに会おうとしたんですよねと言います。今日誕生日のお母さんに会うためだった秋田。
1人百薬荘に取り残された裕也の所には、立石から背中を押された冴木が誕生日祝いを持って現れました。
驚く裕也は自分だけ2年目を迎えても成長していないと落ち込みますが、冴木は自分は遅れて医者となり苦労した過去を話します。
誕生日おめでとう、そういうと冴木は息子とかつての関係を取り戻し2人でお祝いをするのでした。
***
柚木から許可をもらい、秋田は母のいる消化器内科に行きます。30年あまり会ってなかった母とやっと会えた秋田は、今は真面目に働いてる事を伝えました。
秋田の母は、「どんな事があっても、竜也は私の息子だからね」と言います。思わず泣いてしまった秋田は誕生日おめでとうと言うと、秋田の母も号泣しありがとうと言うのでした。
そんな親子の絆を見て諏訪野は思うところがありみどりもまた、母の大切さを噛み締めています。
全て終わり、翌朝に百薬荘に戻った諏訪野は裕也から親父に頼まれたものがあるんだとあるものを渡されました。
それを持ちある家へ行くと、そこには広瀬がいます。「・・涼太先生?」驚く広瀬に、諏訪野も驚くのでした。
『祈りのカルテ』第7話の感想と考察
『祈りのカルテ』第7話の感想考察をご紹介します。

途中で牧村さんがハッとなって、カルテを見出した時に、今回は良太ではなくてまさかの牧村さんがミステリー解決か!?ってなったけれども、全くそんなことは無かったですね。
迷推理を披露しているときに、後ろの窓に色々と個人情報が流れていっていたのがオシャレで面白かったです。
秋田さんが元ヤクザだって言うから、絶対にヤクザの親分の入院は秋田さんの不自然な行動に関係しているって思っていたけれども、結果だけ見ると、まさかのただの親孝行。

今回の話は、救命救急科で研修をしている主人公の諏訪野の元に秋田と言う人物が運ばれて来た事によって、様々な方向に話が展開したのが印象的でした。
特に持病が無いと言っている秋田に対して、諏訪野達が疑問を持っていた所が気になりました。そしてけじめをつけなければいけないと焦っていた秋田の姿が印象的でした。
そんな中で諏訪野が秋田の心理状況を分析して、本当の真実を見つけた場面が良かったです。特に秋田が母親に会う為にした行動と言う事実に驚きました。
そして再び母親と再会した場面は、感慨深いシーンでした。今回の話は、救命救急科と言う仕事の大切さと、親子の絆が同時進行で学べた事が良かったです。

あまり活躍する機会がなかった年長者の牧村が諏訪野のカルテから推理する行動を突然にしてしまう覚醒には爆笑させられ、全くの医療とは関係がない見当違いとなる愉快さも堪らなく、誕生日の裕也へのプレゼントも独特な直筆のTシャツと牧村ワールドの面白さは最高でした。
半グレの秋田と母親の繋がりと、裕也の誕生日を祝った父親の冴木の2組の家族の温かさの素晴らしさが伝わってきましたが、諏訪野の本当の父親は病死したはずだったのに、冴木が目を光らせて警戒していた元医師の広瀬のような展開にはビックリ。
冴木の勝手な判断から繋げようとしている印象が強く、驚く広瀬となにも知らない諏訪野との関係性はどうなるのか楽しみです。

時々登場する広瀬さんは一体何者なんだろうと毎回考えますが、諏訪野先生と実の親子かなっと匂わせがあってそう思いました。
持病を持っていて、さらにリスクをおかしてまでお母さんに会いに行くなんて、どうして普通に会いに行けなかったんだろうと見終わった後に思いました。
息子の顔を両手で触り、頭をくしゃくしゃに撫でる姿を見て、自分にも息子がいて毎日手を妬いているけど、本当に「何があっても私の息子」と共感し、涙が出ました。
『祈りのカルテ』次回予想
『祈りのカルテ』次回予想(第8話)をしていきたいと思います。
次回諏訪野が行くのは皮膚科。そこでは身だしなみに厳しい指導医・桃井の元で橘と共に研修を受けます。自宅で調理中、揚げ物の油で火傷した患者の守屋春香が入院しており諏訪野が担当となりました。
しかし諏訪野が見ても春香の衣服に油汚れはなく、本当のこれが原因の火傷なのか分からず近くでは放火事件が。まさか春香が斗疑ってしまう諏訪野ですが、現れた春香の婚約者が耳鳴りとめまいを起こします。
この2人が放火と関係は、無いと思います。またあと少しで研修を終える諏訪野たちですが、ボタンの掛け違いからみどりと裕也が喧嘩勃発ですね。しかし裕也はみどりをただ心配していただけ。
最後にはちゃんとその気持ちが伝わり、母の看病と疲れていたみどりもキチンと後で理解し2人はすぐに仲直りするでしょう。
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