2022年11月5日夜22時から、土曜ドラマ『祈りのカルテ』第5話を放送。『祈りのカルテ』第5話のあらすじ・ネタバレ・感想・考察・次回予想をまとめています。
『祈りのカルテ』第5話あらすじ
『祈りのカルテ』第5話あらすじをご紹介します。

前回がまだの方は『祈りのカルテ』第4話のネタバレ詳細をチェック!
『祈りのカルテ』第5話あらすじ
初期研修11か月目、循環器内科で研修を受ける諏訪野(玉森裕太)とみどり(池田エライザ)は、指導医・上林晃太郎(高橋努)に連れられてVIPばかりが入院している特別病棟の最上階にやって来る。上林から「この患者さんが入院しているのは絶対に口外しないこと」と念を押され、神妙になる諏訪野とみどり。病室に入ると――ベッドの上にいたのは女優の愛原絵理(成海璃子)だ。
絵理の病名は特発性拡張型心筋症。心機能がかなり低下し、補助人工心臓装置につながれているためベッドから動けない。上林が諏訪野とみどりを担当医として紹介すると、マネージャーの横溝美沙は「研修医って見習いですよね?」と不満を口にするが、当の絵理は「どうせここはアメリカに行くまでの待機場所だし」と無関心。「日本じゃ、私の病気、治せないでしょ」と言い放つ絵理は、アメリカでの心臓移植を希望しているのだ。絵理の本名が『四十住絵理』だと知ったみどりは、同じ苗字の沙智(豊嶋花)の顔を思い浮かべる。
「ご家族に連絡は?」とみどりが聞くと、横溝は、入院していることがマスコミにバレないよう万全を期して家族にも連絡していないという。絵理は「とにかく私がここに入院していることは、絶対に誰にも言わないで」――。
諏訪野たちが絵理のカルテを開いて「やっぱり沙智ちゃんのお姉さんだよ」と確認していると、「カルテは俺が書く」と上林。VIP患者のため上林自ら書くようにと病院長のお達しらしい。上林の話では、絵理の手術には億単位のお金が必要で…「我々の任務は平穏無事に彼女をアメリカへお送りすることだけ」と上林は言う。
相変わらず患者の気持ちに寄り添ってしまう諏訪野は、「餃子と杏仁豆腐が食べたい」という絵理のムチャな要求にも応えようとする。そんな絵理の横柄な態度にイラ立つみどりは、腎臓内科で血液透析を受けながらアイスをねだる沙智の前で、「そっくりだな、この姉妹」とつい口を滑らし…「お姉ちゃんと会ったことあるの?」と聞かれ慌ててごまかす。一方の諏訪野は、中華屋で餃子と杏仁豆腐を買っていると、広瀬(原田泰造)の姿を発見。声を掛けると広瀬はなぜか異様に驚き…。
諏訪野もまた、店内のテレビに映る絵理のことを知り合いのように言ってしまい、「もしかして患者さんだったりして?」と広瀬に怪しまれてしまう。すると翌日、あろうことか週刊誌に『愛原絵理 重病か?純正医大に入院』の記事が載り――。絵理の事務所の社長・久米雅彦が病院に押し掛けて来て、病院側の責任を追及。絵理の担当になったことを誰かに漏らしたのではないか…と疑われる諏訪野とみどりは――。週刊誌にリークしたのは一体誰だ!?
引用:『祈りのカルテ』公式HP
『祈りのカルテ』第5話ネタバレ
『祈りのカルテ』第5話のネタバレ詳細です。
循環器科で研修を受ける諏訪野とみどり。指導医の上林に指示を受けながら、特別病棟へ向かっています。VIPクラスを扱う事もあるこの場所で、上林からは今から会う人物の事は絶対誰にも口外するなと念押しされる2人。
そこにいたのは女優の愛原絵理でした。症状は突発性拡張型心筋症で彼女のマネージャーの横溝からは研修医なんか連れてこないでと言われますが、上林は立派な医師ですからと返します。
何だか無関心な絵理は、どうせアメリカで心臓移植を受けるまでの繋ぎ出しと言っていました。絵理の本名は四十住絵理。珍しい苗字にそのわがままっぷりと、そこに沙智の影を見る諏訪野とみどりでした。
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絵理から餃子を買いに行ってと言われた諏訪野は中華料理店で広瀬とバッタリ遭遇します。そこで放送されてるテレビからつい絵理の事を言いそうになり、もしかして患者さん?と怪しまれるのでした。
また、みどりも沙智の前で姉妹そっくりと言う発言からお姉ちゃんを知ってるの?と言われます。
その後、絵理が極秘入院している事が記事となり、事務所の社長ともども病院に押しかけられ責められる上林と諏訪野たち。
諏訪野とみどりは互いにそれが原因なんじゃ?と言われますが諏訪野は病院で広瀬と話した所を冴木から、もし次に彼と話したらすぐに言ってくれと言われます。
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それからほどなく、テレビで絵理の病気の事で事務所の社長が寄付金を募っていました。上林は、情報を漏らしたのは事務所の社長自身でこれが狙いだったんだと言います。
みどりは沙智を連れてきて、自分のせいで母も沙智にかかりきりになり働き詰めで病気になったと絵理から責められる事に。あんたのせいなの、帰って!と言う絵理の言葉で沙智は涙を流します。
また、記事で絵理の事務所の社長が横領で載ってしまいました。諏訪野たちは、横溝を呼び彼女が普段から好き勝手に振る舞う社長を追い出し絵理を救おうとしたと言うとこれを認めます。
しかし上林たちからの指摘で、絵理が入院しようとしているアメリカの病院では移植は行っていないはずと言うと帰ってしまうのでした。
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絵理の行方を心配していた諏訪野は、彼女にアメリカの事はよく分からないけどここには素晴らしい先生がいっぱいいるからここで治しませんかと提案。すると信頼している諏訪野が言うならと言う絵理に、諏訪野はこれまでの出来事は全てあなたが考えた事なんじゃと言います。
それを認めた絵理の目的は、今まで色んな病院をまわって同じ病気で死んでいく子供達を見ていた。だから自分の名前で集めたお金を寄付したいと告白。
沙智にもわざと嫌な事を言って嫌われようとした絵理は諦めを見せますが、諏訪野はそれを嗜めます。すると絵理は、だったら諏訪野が自分を治すお医者さんになってよと言うと頷く諏訪野でした。
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しかしすぐに緊急事態になり、絵理は脳死状態となります。取り乱す諏訪野。諏訪野はこの直前に、絵理から臓器提供のカードとお母さんへの手紙を預かっていました。
そこには母への言葉と沙智への謝罪。沙智へのこれからの幸せを願いを綴った言葉があり、絵理の為に借りたマンガを立石に返しに来た諏訪野。そこで、もっと絵理の為に何か出来たはずなのにと無力感に苛まれる諏訪野は涙を流します。
彼の気持ちを受け止めながら、これから諏訪野には死が日常となるかもしれない。今回の事を一生忘れないでと言うと涙ながらに諏訪野は返事をします。
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その後、絵理が生きてた証を残すため彼女のカルテを打ち込む諏訪野。みどりはそれを見て、あれも言われたこれも言われたと横でアドバイスするのでした。
そして沙智は母に病院から帰る際、無性に餃子を食べたくなったと言っていました。
『祈りのカルテ』第5話の感想と考察
『祈りのカルテ』第5話の感想考察をご紹介します。

絵理さんを最初見たときは、やっぱり有名な芸能人って売れっ子になるにつれて横柄な性格になるんだなって思ったら、全部家族や周りを気遣った上での計算だったんですね。
どんな人でも自分が亡くなるって怖いことだと思うけれども、絵理さんは怖がるどころか、最期に自分が芸能人だっていうことを最大限に利用していたと思います。
多額の寄付金を集めたりとか、やれることをやってこの世を去っていったのに感動してしまいました。ちゃんとお母さんと沙智ちゃんにも思いが伝わってよかったです。

研修医の玉森裕太さんにとって、担当した患者さんが初めて亡くなってしまって、とても悲しんでいる様子が痛々しいと思いました。
生きることを諦めたようにも見える成海璃子さんに対して、真剣な表情で「病院は元気になるために来るところだ」と諭している姿は、本当の医師のようだなと感じて、思わず涙が出てしまいました。
こんな医師なら、研修医でも信頼できると思いました。玉森裕太さんは、役と共に成長しているように思います。

今回の話は、主人公の諏訪野の病院に女優の愛原絵理と言う女性が入院する事になって話が展開したのが印象的でした。そして絵理は、沙智のお姉さんだったと言う事実に驚きました。
特に絵理が沙智の事を良く思っていなかったのが気になりました。そして姉の絵理と沙智が対面していたシーンは考えさせられる所がありました。そんな中で絵理の心臓移植をさせる事で、様々な策略を立てていた事実に驚きました。
そして絵理が家族のみんなに本当の気持ちを手紙で打ち明けた場面が印象的でした。今回の話は、命と人生について教えてもらったのが良かったです。

研修医・諏訪野の今回の研修先は循環器内科。女優がVIP患者として入院してきてその担当をすることに。
女優というだけにわがままばかり言ってるなーなんて最初は思っていましたが、自分の命が限られたことを知って女優を演じていたんですね。
腎臓内科の患者・沙智の姉でもあり、妹に対しても厳しい言葉を言っていて少々腹が立ちましたが、自分の臓器を譲ることも最初から考えていたんでしょうね。
命に対して向き合って、彼女ながらの答えを出したこと、涙なしには見られませんでした。
『祈りのカルテ』次回予想
『祈りのカルテ』次回予想(第6話)をしていきたいと思います。
研修一年目を終えた諏訪野たち。二年目ともなると周りの見る目が少しずつ違ってきた事を実感。諏訪野は小児科に来る事になりますが、騒がしい子供達に手を焼く毎日を送る事になります。またここで指導医となる志村は何だか怪しい雰囲気。
そして救急搬送されてきたのは姫井姫子で、8歳の彼女はここに魔女がいると言いますが病院には誰も見当たらず。ここでは想像もしない事が起こりますと言う志村の発言はそのままでしょう。
予測不能な動きをする子供達に、毎日衝撃を受ける諏訪野ですが恐らく大人が思ってもみない様な想像力を働かせたり時折強さを見せたりと子供達の無限の力を垣間見るのではないでしょうか。
大人の物差しでは測れない何かが、ここでは毎日起こる。そんな事をこの科では予想してしまいます。
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