2022年10月29日夜22時から、土曜ドラマ『祈りのカルテ』第4話を放送。『祈りのカルテ』第4話のあらすじ・ネタバレ・感想・考察・次回予想をまとめています。
『祈りのカルテ』第4話あらすじ
『祈りのカルテ』第4話あらすじをご紹介します。

前回がまだの方は『祈りのカルテ』第3話のネタバレ詳細をチェック!
『祈りのカルテ』第4話あらすじ
初期研修10か月目、諏訪野(玉森裕太)は裕也(矢本悠馬)と一緒に総合診療科で研修中。総合診療科は他の科で診断がつかなかった患者を専門に診る場所。指導医の榊健太郎(小手伸也)はシャーロック・ホームズを気取って診断を『謎解き』と呼び、諏訪野と裕也をワトソン扱いする変わり者だ。
そんな総合診療科に、病名不明の患者・工藤香織(堀田真由)がやってくる。香織は勤務先の商社で大きなプロジェクトのプレゼン用資料を作成中に、プレゼンを競う同期の佐々原雅人から「お互い、がんばろうな」と渡されたコーヒーを飲んだ直後、手指の痺れと四肢の脱力に襲われて倒れた。なぜ発作が起こったのか、救急科、脳神経外科、婦人科で調べても原因が分からないため、総合診療科にやってきたのだった。
「これって、たらい回しってやつじゃないんですか?」と不機嫌な香織のもとに、母・佳代(加藤貴子)が駆け付ける…と、その顔に見覚えのある裕也が「先生?」。佳代は裕也が最近通い始めたパン教室の先生だった。思わぬ場所で顔を合わせた2人は互いを「先生」と呼び合ってややこしい。
榊から心当たりを聞かれた香織は「あいつがコーヒーに薬を盛った」と佐々原の仕業だと言うが、血液検査では毒物を疑う結果は出ていない。香織の勝手な思い込みか、それとも…。深まる謎を前に、榊は諏訪野と裕也に告げる…「君たちだけでこの謎を解決したまえ。解決した方を僕の相棒、ワトソンにしてあげよう」――。戸惑う諏訪野の傍らで、「ワトソンになります!」とすっかりその気の裕也は早速聞き込みを始める。だが、香織は倒れる前日の夜、佳代と2人でナッツをつまみに赤ワインを飲んだこと以外に変わったことはしていない。一方の佳代は、香織と同じ商社マンで働き者だった夫が5年前に心筋梗塞で他界したと話すが、心筋梗塞に遺伝性はないため香織の症状とは関係がなさそうだ…。
その頃、放射線科で研修中の曽根田みどり(池田エライザ)は、退院した沙智(豊嶋花)が、このまま時間が経ってしまうと、腎臓移植を受けられるまでに15年以上待つことになるかもしれないと知り――。
翌日、裕也は香織の病室を物陰から覗く怪しい男の姿に気付く――佐々原だ!病室に入ることなく立ち去る佐々原を、裕也は尾行し始める!そんな中、検査の結果、異常なしと分かった香織は「明日大事なプレゼンなの」と言って諏訪野の制止を振り切り病院を出て行ってしまう――!
異常がないのになぜ発作は起こったのか!?“犯人”は一体!?迷宮入り寸前の謎に諏訪野が挑む――!引用:『祈りのカルテ』公式HP
『祈りのカルテ』第4話ネタバレ
『祈りのカルテ』第4話のネタバレ詳細です。
仕事に邁進する工藤香織。大事なプレゼンを控えるも、飲み物を持つ手がおぼつかなくなり救急車を呼ばれる事となります。そんななか、ようやく沙智が退院し、みどりは見送りました。
今回は総合診療科で研修を受ける諏訪野と裕也は、他の科でも原因がわからなかった香織を担当する事となります。
手足の痺れなどが認められる彼女は同期のライバルである笹原が薬を持ったと主張。また香織の母が病院に来ると、裕也が通うパン教室の先生だと言う事が判明。
そして榊は諏訪野たちにどちらが先に香織の原因を究明出来るか謎解き勝負させようとします。彼女に聞くと深夜まで仕事を自宅でいているなか、赤ワインやチョコにナッツを食べたと話しました。
しかし香織の検査をしてもこれといった異常はなく、香織はどうしてもプレゼンをやらなきゃなならず退院したいと言い出します。
***
とにかく榊のポイントを稼ごうと必死な裕也でしたが、父である冴木からは何で医者になったのかと厳しく追及される事に。
諏訪野たちそれぞれみんな医者になる動機はバラバラであり悩む裕也。病院には諏訪野の父が健康診断で引っかかった父が母にこっそり黙って再検査に訪れていました。
実はがんを心配していた父でしたが結果は問題なく安堵し、ここでみどりは彼が諏訪野の父と知ります。無理やり退院した香織の方はプレゼン本番でまたも倒れる事となり急いで搬送。対応した榊が適切な処置をし、香織の原因がわかりました。
間欠性ポルフィリン症と診断。無理をし過ぎなのが原因であり、仕事にも問題なく戻れると言う榊の言葉で安心した香織はまたも激しい腹痛を訴えます。
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困惑する諏訪野でしたが、榊から諦めるなと言う言葉でカルテと香織の言葉を思い出しながら原因を考え抜きようやく本当の事がわかりました。
尿検査から、普段彼女が飲む睡眠薬からポルフィリン症を誘発する事が判明します。香織の母を呼び、香織がこの病気になる様に口にするものや睡眠薬を選んでいたと指摘。
重い口を開いた香織の母は、無理し過ぎで過労で亡くなった香織の父の代わりに一心不乱に働き続ける彼女を止めるためだったと話しました。
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諏訪野が促し香織に話をしにいくと当然、母を責めます。そこで裕也が親子だから、どんなことをしても自分の娘を守りたかったからだと言いました。
結局、香織は母と口を利かないまま退院しましたが諏訪野と話す裕也はきっと気持ちは伝わってるはずだと自身に重ねながら話します。
またみどりがここに来ますが、諏訪野の事に言及し二人は血が繋がってないと聞いた事を思い出しながら諏訪野に頑張れと言うのでした。
諏訪野の父は、互いに気を遣いながら成長してきた諏訪野がある日医者になりたいと言い出した事で心から嬉しかった事を話していました。
***
香織の方は、会社を辞める事を決めたと報告しますがその表情はとても明るいものとなってます。研修を終えた諏訪野達は榊から主役を食う脇役はいらないと二人に言い残し去るのでした。
裕也は冴木を呼び止め、何とか自分が医者を続ける事を訴えますがまだまだ認めてはくれない様子。そんな裕也のもとに諏訪野たちみんなが声をかけます。
『祈りのカルテ』第4話の感想と考察
『祈りのカルテ』第4話の感想考察をご紹介します。

今回は最初からワトソン役って、ガッツリミステリーでしたね。榊先生は、ただのホームズ大好きなシャーロキアンなのかと思ったら、さすがは総合診療科の先生なだけあって、本当に香織さんの病気を解明してかっこよかったです。
懐中時計もおしゃれでした。それにしてもまさか香織さんの病気の原因が、お母さんが誘発させたって驚きです。
たしかに旦那さんが亡くなって、娘さんまでってなったら悲しいけれども、それなら言葉で伝えないと。命が守れても、病気にするのは、なんか違うと思う。

今回は、総合診療科での研修で、研修医はクセが強すぎる小手伸也さんだったので、途中まで玉森裕太さんや矢本悠馬さんが目立たなくて残念にと思っていましたが、最後には玉森裕太さんがいいところを見せてくれて良かったです。
でも、娘の堀田真由さんの身体のことが心配だった母親の加藤貴子さんが、発作を起こさせていたという結末には、ちょっと複雑な気持ちになりました。
親の愛情だとは思いますが、ここまでやるのは、どうなんだろうと思ってしまいます。

今回の話は、原因不明の香織と言う患者が来た事から様々な方向に話が展開したのが印象的でした。特に主人公の諏訪野達は、刑事みたいに推理しながら調べていくのが、ある意味このドラマ特有だなと思って見ていました。
そんな中で、冴木が目の前の患者に集中しろと言われていた場面は、確かにその通りだなと思いました。
そして香織は、プレゼンをしている最中に体調が悪くなってしまった場面が印象的でした。
そんな中で諏訪野が香織の日常生活や会話の内容を思い出しながら分析して、本当の真実を見つけた場面が良かったです。
『祈りのカルテ』次回予想
『祈りのカルテ』次回予想(第5話)をしていきたいと思います。
一通りの経験をした諏訪野ですが今度学ぶ場所は、上林が指導医となる循環器科。ここで担当することになった患者は女優の愛原絵理。
VIP扱いとして来た彼女ですが、みどりと組む事になった諏訪野たち二人に研修医を自分につけた事に彼女のマネージャーは不満を漏らします。
突発性拡張型心筋症とみられる絵理の病気は日本では治せず、アメリカで心臓移植を受ける為の一時的な入院との事。そんななかで彼女が沙智の姉とわかる様ですが、この入院は誰にも口外してはいけないと言う特殊な状況に諏訪野たちは戸惑うでしょう。
しかしところどころ沙智と似た面を持つ絵理にみどりは感じるところがある様ですね。日本では治せないほどの難病に流石の諏訪野のカルテから読み取るものは治療とまではいかないでしょう。
しかし彼女の心や生活にまで及ぼす的確なアドバイスができるのではないかと思います。かなり難しそうな案件に、ここで諏訪野がどれだけの事が出来るかの岐路になると予想します。
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