2022年10月8日夜22時から、土曜ドラマ『祈りのカルテ』第1話を放送。『祈りのカルテ』第1話のあらすじ・ネタバレ・感想・考察・次回予想をまとめています。
『祈りのカルテ』第1話あらすじ
『祈りのカルテ』第1話あらすじをご紹介します。
『祈りのカルテ』第1話あらすじ
純正医科大学附属病院の研修医・諏訪野良太(玉森裕太)は、当直で急患の対応に追われてヘトヘト。仮眠をとろうと研修医室に行くも、親友で同期の冴木裕也(矢本悠馬)らが騒がしく、大事にとっておいた魚肉ソーセージもみんなに食べられてしまった…。まだ学生気分が抜けきらない同期たちの中で、曽根田みどり(池田エライザ)は“白衣を着たらベテランも研修医も関係ない”と意識が高い。
研修医たちは、2年間の初期研修で、約1か月ごとに様々な科を回り、将来進む道を決める。諏訪野の新たな研修先は精神科だ。「今日から1か月間、お世話に……」と挨拶する諏訪野の目の前で、指導医の立石聡美(松雪泰子)は真剣な顔つきでタロットカードと向き合っている。立石は『愚者』のカードを引き当てると、「まさかあなたが?」と諏訪野の顔をジロジロ見て…。
「精神科の診察は患者さんの話を聞くことから始まる」という立石から、諏訪野はさっそく担当患者を任される。山野瑠香(仁村紗和)、25歳。「睡眠薬をいっぱい飲んだ」と自ら119番通報して搬送されてきた。右腕にはリストカット痕、左腕にはタバコのやけどの痕が。2年間、過量服薬で毎月入院を繰り返しているらしい…。
諏訪野は瑠香から話を聞こうとするが、瑠香はうつろな目で天井を見たまま無反応。瑠香が出す“それ以上聞くなという雰囲気”を察した諏訪野は、何も聞けなくなる。
医局に戻った諏訪野は、瑠香の初診からのカルテを見返す。――瑠香は21歳の時、働いていたキャバクラで知り合った岡部彰と結婚したが、岡部を強く束縛してケンカが頻発すると自傷行為を繰り返すようになり、2年前に離婚。以後、睡眠薬の過量服薬が始まった。現在は生活保護を受給。立石が診断した病名は、誰かに依存して自傷行為を繰り返す『境界性パーソナリティ障害』――。しかし、カルテを見ていた諏訪野は、瑠香の左腕のやけどの痕が、ある文字になっていることに気付き――。カルテには患者の全てが隠されている――。知識も技術もまだない、しかし誰よりも患者の気持ちに寄り添いお節介だけど憎めない研修医・諏訪野良太が、カルテを通して患者たちの秘密と嘘を優しく見破っていく――笑って泣けるハートウォーミング・ミステリーの開幕!!
引用:『祈りのカルテ』公式HP
『祈りのカルテ』第1話ネタバレ
『祈りのカルテ』第1話のネタバレ詳細です。
ある患者のカルテを丁寧に打ち込んでいる研修医・諏訪野。ある女性が睡眠薬を大量に飲み、自ら119番をしています。
彼女・山野瑠香は諏訪野のいる病院に搬送されますが、彼女はいつも同じパターンで病院に来ている様子。周囲からは彼女は死ぬ気なんかないと言われています。
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その後、諏訪野をはじめ研修医達がああでもないこうでもないと話していました。研修医も白衣を着れば傍目には医者の1人。彼らはそれぞれの戦いに臨みます。
諏訪野の指導医は立石と言う女性医師で、精神科医の彼女の細かい聞き取りに感心するのでした。彼女から依頼をされ、山野を担当することになった諏訪野。
睡眠薬を飲み出したきっかけから聞こうとするも、彼女は何も話しません。それを立石に報告すると、山野の生い立ちを調べます。
決して幸せとは言えない環境から結婚をするも、自傷行為をする事になるなどかなり難しい状況。リストカットや火傷を押し付けたりなどし夫とも離婚してます。
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再び彼女の元に来た諏訪野は火傷の痕がアキラという名前になっていたことに気づき聞いてみると山野は元夫の事を言われ急に怒りを滲ませるのでした。
それから立石に話をした諏訪野は山野の行動を見る事にします。すると研修医の同僚の曽根田が手を焼いている患者の四十住から山野が微妙な事を言われ、諏訪野は黙ってしまうのでした。
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後日、再度山野と話す諏訪野は趣向を変え自らの昔話を話し始めます。何も口にしない山野にデザートを差し出すと、ようやく食べてもらう事が出来ました。
しかしそこに病院内で患者の急変で急いで駆けつける諏訪野。研修医達も集まり、冴木の的確な治療を見届け事態が収集されたあと冴木から研修医達へアドバイスがあります。
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その後、山野の元夫が病院に来て山野の容態を聞きに来ました。山野と会うのは嫌がられる様ですぐ帰ろうとした元夫でしたが、諏訪野は山野がこだわる優しいあの人と言っていた人物の事を思い出し元夫ではないのではと推測します。
立石に食事に誘われた諏訪野は、人の感情の機微に敏感なところを指摘され精神科医としては致命的。山野との事も共鳴のしすぎに気をつけた方がいいと言われます。そこから山野のことに没頭する諏訪野はある事に気付きました。
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立石の所に行った諏訪野はこれを報告し山野の元へ。山野と話す諏訪野は血液検査の結果、睡眠薬の成分は出なかった事を指摘。もう一つ話をし、元夫の話をした諏訪野は山野が元夫を求めているのではなく彼から逃げているのではと言います。
元夫からDVを受けており、病院に逃げ込んできたと言うと少し反応を見せる山野。諏訪野が推測したのは、生活保護を受けている山野のお金を元夫が搾取していると言う事。その時だけ元夫は優しいと。
諏訪野は心から山野の苦しみを理解し、涙を見せます。最終的には元夫の事を通報しようと言うと、すぐ退院すると言う山野と涙を流すのでした。そのままいなくなった山野。夜になり曽根田と話す諏訪野はそれでも少し前進したと励まされます。
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それからすぐに諏訪野に連絡があり、山野が元夫に初めて逆らって怪我をし病院に来たと聞きました。ちゃんと警察を呼び元夫を逮捕してもらう様にした山野はようやく目を覚ます事ができ、気づいてくれてありがとうと諏訪野に言います。
山野は嬉しそうにまたお世話になりますと言うと、諏訪野も嬉しそうに応えるのでした。立石からも一定の評価は得られます。曽根田もまた、四十住の担当を離れることになりますがこれからも通い続けると嬉しそうに言うのでした。
『祈りのカルテ』第1話の感想と考察
『祈りのカルテ』第1話の感想考察をご紹介します。

指導医がえっ〇だという噂を聞き、よこしまな動機で見始めましたが、コメディみたいな内容で大爆笑するシーンがあったりで色々楽しめました。顔ぶれが豪華なドラマですね。
「研修医のしくじり情報と医者の不倫情報は秒で広まる」というセリフには笑いました(笑)実際医療現場で働いていますが、あるあるです。今後のドラマの中でリアリティあるセリフに期待したいと思います。

同期3人の空気がとても良いなと感じました。お互い励ましあったり、背中をおしてくれたり、自分にもこんな同期が欲しかったなぁ。見ていてとっても穏やかな気持ちになれるシーンでした。
ナイスフライトの玉森くんとは一味違う演技なので、前の印象がひっぱられることはありませんでした。脚本も面白いなーと思いました。本作の魅力は、たわいもない会話にこそあるんじゃないかな。とにかく雰囲気がとっても良いです。

秋の医療ドラマに『PICU』がありますが、同じ医療ドラマでありながら雰囲気が全然違うので同じジャンルに思えません。池田エライザさんの演技もとても良かったです。立石先生が眼鏡を外すしぐさが最高ですね。
諏訪野先生が瑠香ちゃんにハンバーグの話をするシーンが印象的でした。父親を亡くしたという共通の生い立ちや、自らの話をすることで少しずつ打ち解けて向き合っていこうとする玉森くんの演技がとても良かったです。
『祈りのカルテ』次回予想
『祈りのカルテ』次回予想(第2話)をしていきたいと思います。
次なる研修は外科と言う事ですが、まず感じるのは冴木の態度なんかも見てるとプライドが高そうなイメージです。
それによって何が起こるかと言うと、自分の今までの経験値と腕の良さなどからこの患者は恐らくこうだろうと簡単にたかを括ってしまいそうな所でしょう。
そして重大な見落としに気づかずに通り過ぎてしまい、手遅れになるというところまで想像が出来ます。
研修医でまだまだ何も力のない諏訪野ですが、彼の強みは人の機微や細かい所を読み取る観察力と感受性の高さ。彼にしか見えないカルテが伝えるメッセージをまた目の当たりにする事ができるだろうと思います。
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