2023年6月4日20時から、NHK日曜ドラマ『どうする家康』第21話を放送。『どうする家康』第21話のあらすじ・ネタバレ・感想をまとめています。
『どうする家康』第21話あらすじ
『どうする家康』第21話あらすじをご紹介します。

前回がまだの方は『どうする家康』第20話のネタバレ詳細をチェック!
『どうする家康』第21話あらすじ
瀬名(有村架純)が武田の使者・千代(古川琴音)と密会していると知った五徳(久保史緒里)は信長(岡田准一)に密告。
すると信長は、水野(寺島進)が武田と内通していると言いがかりをつけ、家康(松本潤)に処分を迫る。苦渋の末、水野を手にかけた家康は、侍女・於愛(広瀬アリス)に癒しを求めるように。
一方、設楽原の戦い以来、心のバランスを失っていた信康(織田佳央太)に、瀬名は秘めてきた大きな夢を打ち明ける。
引用:『どうする家康』公式HP
『どうする家康』第21話ネタバレ
『どうする家康』第21話のネタバレ詳細です。
千代を招き入れる瀬名の場面から。「またお会いできて嬉しい」と言いながらも、二人の間には緊張感が走ります。「苦しいご胸中、お察しします」と言う千代は劣勢の徳川家をいつでも武田が受け入れると言うのでした。
意に介さず、瀬名は千代に夫や子がいないかを聞きます。本来なら戦に身を置く必要がないはずが、あなたから幸せを奪った本当の相手は誰なのかを千代に問い手を組もうと申し出ました。
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一瞬怯む千代ですが、我に返り一度帰りますと岡崎を跡にします。見送る瀬名の元に亀がやってきました。森の中で熊でも出たかと言わんばかりの亀は狼狽えてますが、正体は立派な人間。
日は少し前に遡り、奥三河の長篠城は落城寸前となっていました。ここを守る奥平信昌は家康が来ると信じてみんなに訴えかけます。
しかしここで鳥居強右衛門が徳川が援軍なんかに来るわけがないと水を差しました。しかし周りの者達は何を言うと、そんな鳥居をこてんぱんにします。鳥居はここで一つ、大きく動く事となるのでした。
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そして現在、家康の方は奥平の状況を知りながら、信長からの援軍が来ない事に業を煮やしています。助けに来なければ信長を攻めるとまで言う家康。
鳥居は長篠から来た事を皆に訴えかけていますがあまり相手にされていない様子。亀に握り飯を与えてもらい食べながら、自身の情けなさを語りながらも自分を信じてくれている奥平の事を宜しくお願いしますと頼んでいました。
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そんななか、信長が家康の元へ到着します。喜ぶ家康でしたが、信長は信康や瀬名に挨拶をし家康以外に労いの言葉をかけました。
戸惑う家康に秀吉が「気をつけなされ、殿はお怒りですぞ」と囁きます。一頻り作戦を共有したあと、信長は家康ととうとう話さず部屋を出ました。
その後、家康は瀬名と亀が家康の所へ来ますが亀が鳥居の話を聞いて奥平に肩入れをする事を聞きます。
元々武田軍の奥平でしたが、繋ぎ止める為に亀を奥平に送る事が決まってます。しかし信康はそれに反対。それを受けた家康は意を決して信長にこの話に断りを入れる事にしました。
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その夜、信長に話した家康ですが信長はあっさりとこの話を聞きます。ただこうする事は信長の家臣になり従うことになると、秀吉が言いました。
それが嫌なら、徳川は織田家の敵になると言う事。理不尽な話に家康は怒りを隠せませんが、信長は更に圧をかけます。どうしたいかおまえが決めろと信長は家康に詰め寄り、俺の首を取りたいかどうするか決めろと言うのでした。
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緊迫した空気となり、決断を迫られた家康ですが「今まで、織田が徳川に何をしてくれたんじゃ」と言い今更なぜおまえの家臣にならねばならんのかと言います。
「ならばそれで良い」と信長は五徳を連れて行こうとしますが、五徳は動かず。帰ろうとする信長に、突如現れどうか奥平を助けてくれと懇願する鳥居。
必死な姿に、とうとう亀も喜んで奥平に参りますと亀は自分のせいでこうなった事を頭を下げ詫びます。瀬名も出てきて、まずは長篠から救ってはどうかと提案しました。
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亀も許し、無論長篠は助けると信長が言うと歓喜する鳥居。鳥居を気遣って、亀も良かったですねと声を掛けます。そして鳥居はすぐに皆にこのことを伝えると言い奥平の元に戻るのでした。
喜び駆け戻る鳥居は帰った後の事を夢見ますが、何と武田軍に捕まってしまいます。刃を向けられ絶体絶命のピンチの鳥居に四郎が言います。
「皆に言え。織田は助けに来ん、すぐにこの城を明け渡せ。さすればお主は私が召し抱える」と。
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翌朝、奥平達の元に鳥居が来て皆は希望を抱き迎え入れます。しかし鳥居は助けに来ん!と叫び、皆肩を落としました。
そして武田から鳥居には金貨が渡され軍に連れて行かれようとします。武田軍に虐げられながら、鳥居は亀の事を思い出し奥平に振り返りました。
「織田が助けに来るから持ちこたえろ!!」と泣きながら叫びます。そして武田軍へ連れて行かれた鳥居。磔にされてしまい、下から武田の槍を突き上げられる事となります。
最期に奥平に向かって、「殿、姫様は本当に良い姫様じゃあぁ!!」と言いこの世を去るのでした。一方、信長の方はどう攻めるか家臣に檄を飛ばします。
『どうする家康』第21話の感想
『どうする家康』第21話の感想考察をご紹介します。

今回は武田から離反した奥平軍の家臣・強右衛門を演じた岡崎体育さんが良い味だしていたと思います。ろくでなしと言われていたのに長篠から岡崎への助けを求めにいくのを志願してよく頑張ったねと思っちゃいました。
ラストは武田に磔にされてしまってせつなかったです。それにしても信長はほんとどこまでも策を打っていて嫌すぎます。家臣にならないと援軍を出さないと言う信長に対して家康は断っていたのは頼もしかったです。
前半の瀬名と千代の対峙もなかなか見ごたえがありました。女の駆け引きって感じでまた二人が会いそうなのでそれも楽しみです。それにしても千代って亡くなっているけど夫もいたのね、ちょっと驚きでした。

まず、今回は設楽が原の戦いまでのことが書かれていて、こういう風だったということがよくわかりました。
また、奥平貞昌の家臣の鳥居強右衛門の活躍は信長の妹の市の付き人の阿月のようで、こういう人の犠牲で連絡が取られているのがかわいそうに思いました。
それから、主人公の家康と織田信長の駆け引きが見られて、そこに羽柴秀吉が加わり、どうなるかなと思いましたが、家康の娘の亀姫が信長に謝り、無事に収まってよかったです。

信長の迫力は前よりもまし、家康を家臣につけようとするなんて驚きました。秀吉は信長に使えて持ち上げてましたが、本心はわかりませんね。
信長に対して家康が頭を下げない中で、女性陣が頭を下げでいる所はあまり見たくない光景でしたし、奥平に嫁ぐと決めた亀姫の決心には昔の女性の強さを感じました。
強右衛門といえばあのはりつけで地元でも有名ですが、こんな経緯があったことは知らなかったので、自ら体をなげうってでも、亀姫の為、奥平の為に真実を伝えにいった場面は感動しました。
岡崎体育さんでしかできない役ではまり役でした。

実際磔にされ死んだ強右衛門。飢えに苦しみ干上がりそうな城内を救うため、走り泳いだ距離は何と65kmだったと言われ、その忠誠心には涙が出ました。
五徳の「殿はきっと毛むくじゃら」という言葉を信じ、そんな人に嫁ぎたくない、いやじゃいやじゃと泣いた亀。
その亀に優しく接してもらったことが、強右衛門の忠心を最後まで失わせなったとしか思えません。亀が嫁ぐ奥平信昌に扮しているのは白洲迅。
会ったらそのイケメンぶりに彼女の杞憂もきっと吹き飛ぶはず。そんなシーンもぜひ見てみたいものです。
『どうする家康』次回予想
『どうする家康』次回予想をしていきます。
あの有名な織田信長の長篠の戦いに繋がるこの一件。命を懸けたその走りが、現在も語り継がれてイベントにまでなってる様ですね。
最初は信長も長篠を救う気はそれほどなく、とにかく家康に苛立ってるだけですがこれから本腰を入れて武田と相対するでしょう。
これまで武田に対しては、何だかんだ言って家康に任せきりで自ら手を下してない信長ですがどんな戦略を以って臨むのか見ものです。
ただ最後は鉄砲隊の登場だと思いますので、そのまま武田を打ち破ってしまうと予想します。今までにない戦のスタイルに戸惑うと思われる家康ですが、信長を見て今後の価値観が変わってくるのではないでしょうか。
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