2023年4月16日20時から、NHK日曜ドラマ『どうする家康』第14話を放送。『どうする家康』第14話のあらすじ・ネタバレ・感想をまとめています。
『どうする家康』第14話あらすじ
『どうする家康』第14話あらすじをご紹介します。

前回がまだの方は『どうする家康』第13話のネタバレ詳細をチェック!
『どうする家康』第14話あらすじ
信長(岡田准一)と共に、朝倉義景との戦に臨んだ家康(松本潤)。その裏では、浅井長政(大貫勇輔)が謀反を決意していた。
浅井・朝倉に挟み撃ちにされれば、織田・徳川連合軍はひとたまりもない。長政の妻・お市(北川景子)の心中を察した侍女・阿月(伊東蒼)は、謀反を知らせるため、信長が陣を敷く金ヶ崎へ向かうが…。
引用:『どうする家康』公式HP
『どうする家康』第14話ネタバレ
『どうする家康』第14話のネタバレ詳細です。
昔々、敦賀・金ヶ崎でのお話。女の子と少年たちが海辺を走っています。勝ったのは女の子。大人達のいる所にたどり着くと干し柿を頬張ろうとしていましたが、父親に窘められ連れていかれました。
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そして10年後。ここで家康の家臣達は大騒ぎしており、茹で上がった越前蟹を見て興奮してます。信長と共に30,000の軍を率いて朝倉義景を攻める前夜に宴会を過ごす家康は何だか緊張している様子。
しかし思いの外信長の機嫌は良いものの、家臣達は妙源寺にて三河に帰れず何故戦に付き合わなばならぬと言います。
しかしこれは幕府再興の為。家康が思い出すのは信長の言葉。北から南まで天下を統一すると言う彼の言葉に圧倒されていたのでした。
一方、浅井長政は信長を裏切る事をお市に話しています。何故なのか浅井に理由を問うお市。
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その後、お市は阿月に頼み何かを画策していました。家康達の方は、浅井が1万の軍で敵陣まで攻める予定であり信長はこの戦で圧倒的勝利を望んでいます。
しかし逆に朝倉義景が15,000を率いて出陣をし、信長の元に向かってきていると情報が入りました。
また、お市の方は家康に退いて欲しいと言う手紙が見つかってしまい失敗に終わります。幼い頃に助けてくれた家康を案ずるお市は残念そうにしますが、阿月が金ヶ崎まで走って向かうと申し出ました。
しかしあまりに遠方な為気持ちだけで十分だと言うお市。家康は石川達と軍議をしており、家康は浅井を信じていますが石川は浅井の動きが怪しいと睨んでいます。
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浅井が朝倉と手を組み裏切り、信長が将軍を操り自由に天下を我がものにしようとするのを阻止しようとしているのではないかと。
阿月の方はお市の為に単独で抜け出そうとするところを兵士達に見つかってしまい捕まろうとしています。眠っていたお市は目を醒まし阿月がいない事に気がつき動揺していました。
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信長の方は、家康が赴き浅井の裏切りを案じ一度退いてはと進言。そこに明智光秀が待ったをかけ、信長はその申し出を弟の不愉快な戯言だと受け取ります。
しかし家康はそれでも、浅井が義の男だと言う故に危ないと言いました。ここで信長は自分がやっている事を信じられぬ者がいるのかと怒りを露わにします。
ここで家康もまた感情を剥き出しにし、必死で止めようとしましたが取り押さえられ自陣に戻るのでした。このままでは自分達も危ないと後悔する家康でしたが、柴田勝家が来て信長の信頼を得ているのは家康だけと言いに来ます。
明日謝ろうと誓う家康でした。
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阿月の方は何とか逃げ仰せ、必死で走り回っていました。幼き頃、少年達と走り出し抜いたのは阿月です。厳しく育てられた阿月は16を迎え、父によって何処ぞへ売り飛ばされようとしていました。
疲労で寝転ぶ阿月は昔、お市の屋敷の近くで盗みを働き捕まったりお市によって救われ今に至った事を思い出しています。
歯を食いしばり、もう一度走ろうと決め向かった阿月はとうとう家康のいる場所へと到着。倒れそうな阿月でしたが家康の元へと運ばれ、お市から「お退き候へ」と言伝る事ができ負傷をしていた為そのまま息絶えました。
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その言葉を受け取った家康はその事を全力で信長に伝えに行く事にします。意地を張っていた信長でしたが、とうとう退く事を決めました。殿を任された木下藤吉郎は、家康に共について来いと言います。
ここで自分を手伝わねば浅井と手を組んでると言いふらすと言う木下。そんな木下に苛立ちを見せる家康でした。
家康は金ヶ崎に残る事を決め、信長の為に時を稼ぐ事を決意。家康は阿月を手厚く葬る事にし、みんなで三河に帰るぞと叫びます。
『どうする家康』第14話の感想
『どうする家康』第14話の感想考察をご紹介します。

信長を当主とした宴会での、蟹に扮した木下藤吉郎の姿が漫画のようで面白かったです。これに対して、織田軍と浅井軍が衝突に向かうまでの展開はとてもシリアスでググっと目を惹かれました。
男たちの戦いの裏で、市&阿月2人が何とかしようと奔走する姿、そして阿月が捕らえられて、崖から突き落とされてしまうシーンにはハッとしましたが、生きていて良かったです。
その後阿月の生い立ちから市と出会うまでのいきさつは感動的でした。さらに傷つきボロボロになりながらも市との約束を果たし、命を落とす阿月を見たら思わず涙腺が緩んじゃいました。

阿月の人生について様々な事実が明らかになり、切ない気持ちになると同時に阿月のことをもっと応援したくなりました。
伊東蒼さんの演技も素晴らしかったです。そしてお市のような優しい心を持った人に出会えて、本当に良かったねと言ってあげたくなりました。
ほのぼのとした気持ちになれる回でしたが、信長と家康に関連するシーンはやはり緊迫感がありました。この二人の関係性がこのまま続くのか、変化していくのかという辺りにも期待が高まります。

一番印象的だったのはお市に使える女性の阿月の悲壮感満載の姿でした。1つは子供のころから親父に理不尽な厳しい態度をとられ、金銭で売られて泣きながら父親を罵倒する姿を見てものすごく彼女の親父にムカついたのは言うまでもありません。
もう1つは彼女が自分の命を惜しんでまで走りに走っていた姿でした。あまりにも悲壮感な顔で長々と映像に出ているもんだから、これは死ぬかもしれないと見ていましたが、案の定徳川の元まで行ってそこで絶命したのを見て、なんでそこまでして絶命しなければならないのかとやり入れない思いをしました。
あともう1つ気になったのは家康が信長に対しての忠告の途上で聞き入れない信長に対して罵倒したのが意外だった気がしました。というのは過去の家康の大河ドラマでは信長に対して罵倒した姿を見た記憶がないからです。

今回家康と信長立場が一瞬逆転して、お前の心うちなどわかるのか、ふざけるなアホたぁけ。と言う言葉が家康から出たところは驚きとともにゾクッとしました。
しかも2回目のアホたぁけ。には信長への愛が存分に感じられましたね。今までとは違う家康が見られた感じでかなりの迫力で松本さんの演技にしびれました。
阿月が市の意向を命がけで信長、家康に伝えたいと言う気持ちがすごく伝わって泣けてきました。
自分が辛いときに市が助けてくれた。その市の為という熱い思いがある演出は本当に素晴らしかったです。

有名な金ヶ崎の退きをどのように表すか興味深く見ました。市が浅井の裏切りを信長に知らせる話は有名ですが、まさか侍女の阿月が走って知らせるとは思いませんでした。
途中、阿月が今までの不幸な生い立ちや市の優しさを思い、力を振り絞るのが感動的でした。今回は、家康は信長にすり寄らず、退却することを進言しました。
信長は怒っていましたが、家康の真剣さと信長を思ってのことだと通じたと思います。しんがりを秀吉が命じられましたが、家康はどうするのか次回が楽しみです。
『どうする家康』次回予想
『どうする家康』次回予想をしていきます。
義の男として家康も信頼していた浅井長政でしたが、まさかの信長への裏切り。義の男ゆえに、信長が成そうとする天下統一に疑問を持ったための行動でした。
ここでそれを知る術の無かった家康でしたが、彼の身を案じたお市とお付きの阿月の命をかけた走りにより信長を助ける事となりこれからの信長との関係性が変わりそうですね。
言う事を聞くだけだった家康でしたが、今回を以って信長と対等にあろうとすると予想します。そして自身が浅井と手を組んでる訳ではないと証明するため戦になると思いますが浅井は面識のある家康を仲間にしようと説得するでしょう。
信長に対し、複雑な思いを持つ家康ですがそれを断り浅井と戦い討ち取ると予想します。信長に負けない強いカッコいい男になろうともがくのが見えてきました。
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