2023年4月2日20時から、NHK日曜ドラマ『どうする家康』第13話を放送。『どうする家康』第13話のあらすじ・ネタバレ・感想をまとめています。
『どうする家康』第13話あらすじ
『どうする家康』第13話あらすじをご紹介します。

前回がまだの方は『どうする家康』第12話のネタバレ詳細をチェック!
『どうする家康』第13話あらすじ
家康(松本潤)は、徳川領となった遠江の情勢も不安定な中、信長(岡田准一)の後ろ盾で将軍となった足利義昭(古田新太)の命令で京へ向かうことになる。
そこで義昭の家臣・明智光秀(酒向芳)や商人・茶屋四朗次郎(中村勘九郎)、市(北川景子)の夫・浅井長政(大貫勇輔)らと出会う。
やがた義昭に謁見した家康は、将軍の器とは思えないその愚かな振る舞いに戸惑う。なぜ義昭を擁立したのか、そこには信長のある思惑があった。
引用:『どうする家康』公式HP
『どうする家康』第13話ネタバレ
『どうする家康』第13話のネタバレ詳細です。
氏真を助ける形で勝負を制した家康ですが、同時に攻めていた武田信玄は非常に立腹していました。家臣達からは、北条と手を組めば武田を追い払えるかもと言う状況。
しかし逆に手を組まれたら大ピンチです。武田もその動向に目を見張るなか結局、家康の判断は武田に詫びるというものでした。
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永禄13年。家康は上洛する事にします。信長の力を借りて新たな将軍となった足利義昭が各地の大名に忠誠を誓わせるべく上洛を命じました。
家康がここまで成長した事に石川達も非常に喜んでおり、家康自身も浮き足立っております。そんななか、瀬名は息子の信康と五徳姫のケンカが絶えない事を憂いていました。
家康がビシッと言うといい2人に聞き取りをします。話を聞いた末に、五徳が金平糖を食べてみたいと言う話となりみんなの分を買ってくると言う家康。
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そんな事を抱えながらも家康は上洛し、各地に挨拶回りします。まずは木下藤吉郎や偉い公家、さまざまな者達に顔を出すなかで家康は足利義昭の腹心である明智光秀と会いました。
疲労のせいか寝込む家康でしたが、石川からもう1人だけ会って欲しいと言われます。それは三河の商人の茶屋四郎次郎。武家から商人に転身し成功した彼に家康は金平糖を頼む事に。
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しかしとても高価なもので簡単に手に入るものではないと言われ、また信長が来た事で都の風紀を乱すと厳しく罰せられるとの話でした。
それを聞き身震いする家康は腹痛となってきます。街を闊歩する平岩と鳥居ですが、京の美しい女子を見て手を出そうと考え始めていました。
よし行こう!と女性の元に向かう最中別の男性陣がその女子達を半裸で追い回し始めそこに信長が登場。有無も言わさず斬り捨てるのを見て2人は真っ青になり、やり過ごそうとするも信長は2人の顔をしっかりと覚えており後で宴席を設けると詫びを入れるだけで済みました。
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本田忠勝と榊原康政は街で家康の元に帰れず迷子になってます。しかしそこで見知らぬ武士に田舎侍と罵られた本田忠勝は、喧嘩を始めようとしていました。
実はこの相手は浅井備前守の家臣であり、信長が1番可愛がっている者。何でそんな事をしたと言う家康でしたが、本多が怒ったのはそこで名前を出した家康の事を馬鹿にされた事。
結局榊原も共に手を出してしまい、家康達は大慌てとなります。そこにちょうど信長からの呼び出しがありました。その理由はもちろん本多忠勝達の件。
信長の前で明智達から問い詰められる家康、浅井備前守も現れます。しかし意外にも浅井の口から出たのは、本多から家臣に兵法の指南を受けたと礼を言われるのでした。
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悔しそうな明智ですが少しだけホッとした家康。信長は地球儀を見ながら、日本はこんなに小さい国だと言います。浅井はこんな小さな諍いをしていては南蛮人達に日本をとられてしまうと言いました。
信長も同意し、この国は将軍が束ねるべきであると言いこの国を本来の姿に戻すと言います。続けて、将軍の元で全霊をふるうのが天命だと言う信長は家康と浅井の手を握り2人の弟と言い力を貸せと言うのでした。
話を終え、家康は浅井に礼を言うと自分の妻からも穏便にと頼まれたと言います。以前より苦労をしている家康と腹を割って話をしたかったと言う浅井とはここでお別れをしました。
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そして将軍謁見の日。正装に身を包んだ家康の元へ四郎次郎より金平糖が渡されます。喜ぶ家康ですが、何とお市が訪ねてきました。驚く家康でしたが、赤子を連れて笑顔でいるお市。
そんな彼女を見て本当に良かったと言う家康は、お市に金平糖をあげます。礼を言うお市とはここまでで、2人は笑顔で別れる事となりました。
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謁見の時間となり緊張の家康。顔を上げ名乗る家康ですが、家康を愚弄し始めます。献上物を持てと高圧的に言う将軍は懐にある物を渡せと言いました。それは金平糖の事。
家康は戸惑いますが、早く寄越せと言う将軍は家康から渡されるとあっさりと目の前で食べてしまいます。話の途中で途中で寝たり松平呼びを辞めなかったり傍若無人な将軍はもう帰っていいと言いました。
話を終え信長に礼を言う家康。
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しかし数日後にもう出陣だと言われ焦ります。相手は上洛の話を無視した越前の朝倉義景で、彼を討てと言われるのでした。
そんな信長は、自分と将軍に逆らう者は容赦なく成敗しこの国を1つにすると言います。またその頃、お市は浅井の元に戻り家康の元へ行かせてくれた事に礼を言いますが浅井よりある事を聞かされました。
それは信長を裏切り、討つと言うもの。どうする、家康。
『どうする家康』第13話の感想
『どうする家康』第12話の感想考察をご紹介します。

京の女性たちの着物姿の艶やかさ、そして化粧の濃さに目が留まるようでした。そして何よりも目を惹かれたのは、家康とお市の再会のシーンです。
立派な着物姿の2人、加えて背景のすばらしさ、桜の花びらが舞う美しさがとても印象的です。
それから、男らしさやカッコよさを感じたのは、2シーン。街中で家康を侮辱された忠勝と康政が浅井の家臣たちをぶっ飛ばすところは男の美学を感じました。
信長のもとで浅井長政と家康が日本のあるべき姿を共有する場面ではロマンと男たちの固い結束を感じました。
これに対して、家康の足利義昭との接見では、こんな将軍が、信長が天命を懸けるほどの男か!と思わずにはいられませんでした。

市が優しい浅井長政と結婚して本当によかったなと思いましたが、信長を裏切っちゃうんですよね。それでも家康と市が再会した二人の姿はお似合いに見えました。
金平糖は市にもあげたり、岡崎に帰るときにはなくなっちゃうんだろうなと思ってましたが、まさか将軍に全部食べられるとは驚きました。将軍のイメージは最悪で家康は馬鹿にされてばかりですね。
信長が天下統一するという野望を話してましたが、家康がどう立ち回るのか見ものではあります。京に出てきて家康の家臣たちが楽しそうにする場面は少し長く感じました。

京の都は、三河と違って、家康の家臣たちは余程カルチャーショックを受けたようでした。
信長の娘、五徳が9歳で徳川信康に嫁いだことに驚かされましたが、金平糖が大変貴重だったことにも驚きました。
お市は美しく凛としていて、これから起こる浅井朝倉との戦を思うと、余計にいたたまれない思いがしました。
足利義昭のキャラクターは、インパクトがありすぎました。武田信玄の怒りを買わなくてほっとしたのも束の間、信長の野望が末恐ろしかったです。

このドラマでは、足利義昭が、げっぷをしながら、ねぼけて家康を松平と呼び捨てにするのには驚きました。同じNHKの大河ドラマ「麒麟が来る」では、向井理が、誇り高い文人と言われた高貴な義昭を演じたのと比べて、大変な落差があります。
義昭が、とんでもない、ぼんくらに見えますが、金が崎の戦いでは、浅井の叛旗で、命を失いそうになった信長らを、義昭が朝倉と信長に和議を結ばせて信長を助けたので、ただの愚かな将軍ではなかったようです。
ドラマでは家康の家臣と、信長側の浅井の家臣の喧嘩を、お市が丸く収めたようですが、史実では信長は、浅井に浅倉を攻めないと約束していたのに、約束を破って浅倉を攻めたのが、浅井の信長裏切りの原因だったようです。
元はと言えば、信長の気まぐれと野心に家康、お市も巻き込まれてしまうのが、悲運です。ドラマでは家康が、浅井に嫁いで幸せそうな、お市の姿を喜ぶ場面がありましたが、いずれ、戦国一の美女と言われた、お市が、柴田勝家とともに自害するのが可哀そうです。
『どうする家康』次回予想
『どうする家康』次回予想をしていきます。
今回は再度信長という存在の大きさを見せつけられる回となりましたね。自分の成長を実感し、日々進んでいる様に見えてもあくまで信長の掌の上で踊っているに過ぎない家康。
その信長の考えは家康の想像のはるか上を行き、将軍を立てながら天下を統一したいと考えており家康はただ驚くしかありませんでした。
しかし始まろうとしている浅井長政の暗殺計画。信長から2人の弟と言われた家康は、浅井から密かにこの計画を聞いてしまうのではないかと予想します。
信長にすぐに言えば良いですが、助けてくれた恩人でもありお市の幸せそうな顔を見ると容易にそれも出来ないでしょう。ただ計画は図らずも信長に知れ、浅井はきっと処刑される方向に向かうと予想します。
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