2022年7月14日22時から、木曜ドラマ『純愛ディソナンス』第1話が放送開始。本記事では、『純愛ディソナンス』第1話のあらすじ・ネタバレ・感想考察と次回予想をまとめました。
『純愛ディソナンス』全話まとめ(あらすじ・ネタバレ・キャスト・主題歌)
『純愛ディソナンス』第1話あらすじ
『純愛ディソナンス』第1話のあらすじを紹介します。
新田正樹(中島裕翔)は、父・秀雄(神保悟志)が学校法人『立秀学園』の理事長、母・景子(舟木幸)が教師という規律正しい家庭に生まれた。
優秀だった兄・幸助と常に比較され続け、強いコンプレックスを抱いていた正樹は、幸助が大学時代に事故で他界してからも、どうすれば周囲から良く思われるかを考えながら打算的に生きていた。
そんな折、勤めていたピアノ教室が倒産し、職を失ったばかりの正樹のもとへ、音大の先輩で、幸助の恋人でもあった小坂由希乃(筧美和子)から連絡が入る。
私立桐谷高校で音楽教師をしていた由希乃は、もうすぐ学校を辞めるため、正樹に後任を任せたいのだという。
最初はそれを断る正樹だったが、「来月からうちの学校に来い」という秀雄の命令から逃れるため、仕方なく由希乃の申し出を受ける。
赴任前夜、桐谷高校を訪れて教頭の影山勉(手塚とおる)に会った正樹は、2年3組の副担任を任せられる。その後、音楽室に立ち寄り、ピアノを弾き始める正樹。
すると、ピアノの下に隠れていた2年3組の生徒・和泉冴(吉川愛)と目が合った。冴は、ともに映像研究部でもある同級生の朝比慎太郎(髙橋優斗)ら数人の仲間と学校に忍び込み、あるものを探していた。
だが、影山に見つかってしまったためバラバラになって逃げ、音楽室に隠れたのだ。その騒ぎに巻き込まれた正樹は、逃げる際に冴が落としていった1枚の紙に気づき……。
あくる朝、職員室でも前夜の出来事が話題になる。2年3組の担任で社会科教師の加賀美理(眞島秀和)は、「新任早々災難でしたね」と正樹に声をかけると、由希乃のデスクを使うよう指示し、隣席の国語教師・碓井愛菜美(比嘉愛未)に、由希乃の私物の整理を頼む。
実は由希乃は、「一身上の都合」とだけ書いた辞職願のメールを学校側に送り、それ以後、一切連絡が取れなくなっていたのだ。影山は、由希乃の退職理由については病気ということにする、と教師たちに指示していた。
加賀美は、2年3組の生徒たちに正樹を紹介する。すると慎太郎が、スマホに保存していた、由希乃がいなくなる少し前の動画を流した。
その動画には、楽しそうに話している由希乃の姿が映っていた。こんなに元気なのにいきなり病気というのはおかしい――慎太郎たちはそう言って騒ぎ出すが……。
『純愛ディソナンス』第1話ネタバレ
『純愛ディソナンス』第1話のネタバレについて見ていきましょう♪
あるピアノ教室で子どもにピアノを教える優しい表情の男性新田正樹。でもどこか寂しげというか心に空洞があるように感じました。そのピアノ教室のオーナーに話があると言われる正樹が、オーナーの心を読み取ります。
なかなか話を切り出せないオーナーを見て、きっと自分にとってはよくない話だと予想する正樹。オーナーの望みを読み取り、オーナーより先に話始めるのです。つい先日就職先が決まったと言う正樹の言葉を聞いて、一気に表情が緩むオーナー。
そうオーナーが正樹に伝えたかったのは、このピアノ教室がつぶれて無くなる、だから辞めてもらうしかないということなのでした。
とても優しい表情で話す正樹と、正樹の心の中の声のギャップに正樹の2面性が垣間見えます。オーナーには就職が決まってると話した正樹でしたが、あれは話を切り出せないオーナーの心を先読みした正樹の嘘。
**
仕事のあてもなく途方に暮れる正樹に一通のメールが届きます。メールの送り主は小坂由紀乃、正樹の亡くなった兄の元カノでした。いつもなら返信せずにやり過ごすのですが、何となく由紀乃と会う約束をしカフェで由紀乃を待つ正樹。やってきた由紀乃は久しぶりに会う正樹に、自分が働く高校の音楽教師を辞めるのでその後を引き継いで欲しいと話します。
ただ正樹は教師という仕事を嫌っていたのです。そのことを知っていたはずの由紀乃の頼みに疑問を抱く正樹は、なぜ自分に頼むのかと尋ねます。由紀乃は少しうつむきながら、正樹なら安心して任せられるからと話すのでした。
そんな由紀乃の言葉を聞いても正樹の気持ちは変わることなく、由紀乃の後任の話を断ります。
**
ピアノ教室の先生という職を失った正樹は、父親から厳しい言葉を浴びせられます。そうこの父親こそが正樹の心が2面性を持つ根源だったのです。正樹にはとても優秀な兄がいて、正樹はいつもその兄と比べられていました。
父親はそんな優秀な兄のことを溺愛しており、自分の後を継ぐのも兄だと強く思っていました。ただそんな兄が突然この世を去ってから、正樹の人生はより暗いものになってしまうのでした。
兄の死を悲しむ両親を見て、自分の存在価値がこの家にはないことをあらためて知る正樹は、心に大きな闇を抱えながらも、どうすれば相手が喜ぶのかを探るすべを身につけるのでした。
父親から自分の後を継ぐように言われる正樹。兄がいれば正樹には継がせることなんてなかったと言う父親の言葉に、正樹は由紀乃の後任で高校の音楽教師を引き受けることを決断します。赴任前日にその高校の音楽室でピアノを弾く正樹は、ある生徒と出会うのです。それが冴でした。
**
由紀乃が働く高校の生徒数人が夜にこっそりと職員室に忍び込みます。みんなは必死に何かを探しているのでした。今度行われる試験問題を見つけても目もくれず探しているのは、なぜか由紀乃の履歴書です。
その探し物を冴が見つけた瞬間、教頭の影山に見つかってしまいます。慌ててちりぢりに逃げるみんな、由紀乃の履歴書を持った冴は急いで音楽室へと逃げ込みます。
ピアノの下で息を潜めていると、そこにへ1人の男性がやってきてピアノを弾き始めるのでした。最初は少し焦りますが次第にそのピアノの音に心惹かれていき、思わず冴は顔を見上げてしまうのでした。
こへ教頭が冴たちを探しにくるのですが、正樹は見なかったと答えます。ほっとする冴でしたが自分の質問に答えない冴を正樹は教頭に差し出そうとするのです。なんとかその場から逃げた冴は、手にしていた由紀乃の履歴書を落としてしまうのでした。
なんとか教頭に見つからずに逃げ切った冴でしたが、やっと見つけたはずの由紀乃の履歴書が見当たらずに焦ります。そんな冴の元へ履歴書を手にした正樹がやってきます。
なぜ由紀乃の履歴書を冴が持っているのかと尋ねる正樹。冴は唯一信頼できる教師だった由紀乃が、なぜ学校を辞めることにしたのかを調べてると話します。由紀乃の代わりに赴任してから、この学校に違和感を感じていた正樹もまた、由紀乃が学校を辞めた理由が気になっていました。
このことをキッカケに少しずつ自分のことを話し、正樹に心を許していく冴。母親のことで悩んでいましたが、由紀乃が応援してくれたから自立するために頑張っていると話します。そんな冴の純粋さに惹かれながらも、どこか冷静に自分を俯瞰している正樹がいました。
**
ある日自立するために冴がバイトをしてコツコツ貯めていたお金を、勝手に引き出して男に貢ぐ母親に絶望した冴は、遮断機の下りた踏切の前に立っています。
今にも飛び込もうとしたその時、冴の隣には正樹がいたのです。正樹の言葉に冴は我に返ります。冴の酷い母親の話を聞いた正樹は自分の生い立ちと重ね冴の気持ちにそっと寄り添います。
冴を元気づけようと2人は正樹が働いていたピアノ教室に潜りこみますが案の定中には入れず…。そこへ通報を受けた警察がやってきます。見つからないようにそっと冴を守る正樹の姿に、冴の心は一気に正樹へと向かうのでした。
**
ただそんな2人の写真が匿名で教頭の元に送られ、教頭から激しい追及を受ける正樹。偶然だとかわしますが教頭には通用せず、冴と距離を置くように言われます。
そんなことを知らない冴は、言葉少ない正樹が何か怒っているのではと不安になります。そんなことはないという正樹。由紀乃のことを一緒に調べよう冴も止めるのでした。少し投げやりにも見える正樹のことが心配になる冴は、正樹のことが気になります。
今の音楽教師を辞めて父親の後を継ぐと話す正樹を見てくすっと笑う冴。そう冴には正樹が父親の後を継ぎたくなのがバレバレだったからです。
**
冴に言われてあらためて自分の気持ちに気づく正樹でしたが、父親の言う通り後を継ぐことにして兄の七回忌の場所にいるのでした。そこでも相変わらず父親の正樹に対する暴言は続き、正樹はじっとうつむくばかりです。
そこへ息を切らした冴がやってきます。なぜここがわかったのか驚く正樹に、冴は息も整わないまま自分を救ってくれた正樹の言葉を、必死に思い出し正樹に伝えるのでした。
そして冴は一緒に逃げようと正樹に手を差し伸べます。頭ではこのまま後を継ぐしかないと思いながらも、冴の手を取って走り出す正樹。今までに味わったことのない生きている感触を正樹は味わったのでした。
父親の後を継がずに、高校の音楽教師を続けることにした正樹。これから冴との純愛が順調に育まれるかと思いきや雰囲気が一変し、学校にパトカーがやってくるのです。
職員室にやってきた警官の口から学校を退職した小坂由紀乃が遺体で発見されたと、衝撃の言葉が発せられるのでした。
『純愛ディソナンス』第1話の感想と考察
『純愛ディソナンス』第1話を視聴した方の感想を紹介します。見る予定ではなかったけど、ハマってしまったと言う方がいるくらい、先の読めないドラマでしたね。

娘のことよりも、あくまで自分のことが可愛くて仕方がない母親にウンザリです。そのくせ、娘が自立していくことを何よりも恐れ、あの手この手で縛り付ける始末に腹立たしさが募る一方であり、ただただ冴ちゃんの不憫な人生を嘆くほかありません。
学校に隠してまでバイトして貯めたお金を使い果たした男も、母親と同じく唾棄すべき存在として認識せざるを得なかったです。全て捨てて逃げられる環境が、今の冴ちゃんには必要であると思いました。

純愛ディソナンスの初回を見ました。主演の中島裕翔さんは「半沢直樹」の第一シーズンを見た時から自然な演技が好印象で注目していました。
今作はコンプライアンスが厳しくなっている今どこまで挑戦的なドラマになるのだろうと期待と不安があり、視聴しようか迷っていたのです。結果見て良かったと思いました。
主人公の正樹は人を寄せ付けないようでいて、人の温もりを求めていそうなめんどくさい人物。比嘉愛未さん、手塚とおるさんらが演じる同僚の教師たちを含め闇だらけという印象ですね。
唯一闇を抱えながらも真っすぐに生きたいと願っているのが、吉川愛さん演じるヒロインというところでしょうか。母親役の富田靖子さんが毎回視聴者をびっくりさせてくれそうで気になる存在です。
正樹の父親役の神保悟志さんの号泣シーンにも闇を感じました。序盤の物語のカギは二人の親が握っていそうだと思いましたね。
このドラマを見て、登場人物全員が闇を持っていると、物語に違和感がなくなるんだということを実感しました。
ドラマの初回は人物紹介というイメージのあるのに胸がやけるぐらい濃い印象を視聴者に残したであろうこの作品は、ファーストシーンから5年後までが描かれるということです。
どこまで濃くなっていくのか、物語の緊張感は保てるのか、毎回ハラハラさせてくれそうでひょっとしたら今期一番面白いドラマになるかもしれないと思えた初回でした。

トントンとストーリーが進んでいって、つい見入ってしまいました。中島裕翔さんが出るドラマを見た事がなかったので、とても新鮮でした。
小坂先生の退職した理由がとても気になります。最後に、遺体で見つかったことには衝撃で、沢山の謎が残されて、早く次が見たいと思いました。
そして、比嘉愛未さんの姿にも注目したいと思いました。キーマンになってくるのかなと思っています。
また、中島裕翔さんの時々出てくる裏の顔や独り言が、ドラマにしては珍しい構造だなと思いました。
観る予定がなかったドラマでしたが、なんとなく流し見していたら、はまってしまいました。

主演の中島裕翔さんも、吉川愛さんも大好きなので、すごく楽しみにしていました。ふたりがちびっこだったころからテレビで観ていたので、こんなドラマをやるご年齢になったのだなあと勝手に感慨深くなってしまったのですが、ストーリーがずーっと不愉快なだけで辟易しました。
不協和音を意味するディソナンスというタイトルですが、不協和音というのはただ不快なだけではなく、それなりのむずむずする印象や魅力があるものだと思うので、早急に改善してほしいです。
第2話の予想
信頼していた音楽教師の由紀乃の死に打ちひしがれてしまう冴。なぜ由紀乃が死ななければならなかったのか、その死の真相を探ろうとすると思います。
正樹にとっても兄の元カノという存在の由紀乃の死は気になっているだろうと、冴は協力をあおぎますが乗り気ではない正樹。冴はなぜ正樹は気にならないのか、真相を探ろうとしないのか正樹に不信感を募らせます。
ぐっと近づいていた2人の距離はいつの間にか離れていくのでした。由紀乃がなぜ学校を辞めたのか、由紀乃の死は殺人なのかがこの学校に隠された闇が少しずつ明らかになっていきます。
『純愛ディソナンス』第1話まとめ
『純愛ディソナンス』第1話のあらすじ、ネタバレ、感想考察と次回予想についてお届けしました!初回から期待以上の濃い人物と内容で、次回放送が待ち遠しいです。ドキドキ・ハラハラ、はたまたサスペンス要素を含む『純愛ディソナンス』
今後どうなっていくかめっちゃ気になりますね!!
コメント