2023年3月10日22時から、TBS金曜ドラマ『100万回言えばよかった』第9話を放送。『100万回言えばよかった』第9話のあらすじ・ネタバレ・感想をまとめています。
『100万回言えばよかった』第9話あらすじ
『100万回言えばよかった』第9話あらすじをご紹介します。

前回がまだの方は『100万回言えばよかった』第8話のネタバレ詳細をチェック!
『100万回言えばよかった』第9話あらすじ
悠依(井上真央)は尋常じゃない英介(荒川良々)の様子に慄然としながらも、平静を装い会話を続けていた。そのとき、直木(佐藤健)が近くにいることに気づいた悠依は、緊張状態は変わらないながらも心強く思う。さらに、譲(松山ケンイチ)も近くで悠依を助ける機会を伺っているが、悠依に危険が及ぶ可能性があり動けずにいた。
そんな中、英介は20年前のこと、そして直木との間に何があったのかを語り始め…。
『100万回言えばよかった』第9話ネタバレ
『100万回言えばよかった』第9話のネタバレ詳細です。
莉桜が気を失っており、英介がそそくさと何かをしていました。今、悠依の前で英介は凶器を握り立ち尽くします。魚住と直木が到着。
直木は走り悠依の元へ着くと英介が直木は何て言ってる?と問いました。直木がどうして?て言ってるとの事。直木は見えないはずですが英介の前に立ちはだかり止めようとします。
悠依は涙を流しながら、「直木が知りたいって言ってます」と言うのでした。時は戻り1月13日。英介と子供達のために料理を作る直木ですが、英介は一度塾に戻ると言います。
***
そして戻ってくるなり昼食に誘う英介は薬を盛りました。眠気が襲う直木は子供食堂の中で眠り、英介は困惑しています。金を返そうとした直木に、今更何でと言う英介。
莉桜にごまかしてもらおうとしてましたが、彼女は直木の元へ着きました。久しぶりの再会をした2人ですが、莉桜は「やっぱりあなたは何も関わっていない」と言い別の場所で話そうと言います。
英介は莉桜が自分を怖がってた事を語りました。そして莉桜は金を見せ、涼香が殺された事に言及。千代がまた危ない仕事を始めますが、英介がどれも関わっており危険人物だと言う莉桜。
***
そして莉桜は意識を取り戻します。また、英介は当時勝の家で直木と話し自分が千代との関わりで金を運んだり諸々の雑談しました。
全て千代が悪く、大した事にはならないと言う英介は自分の罪はなかった事にして欲しいとお願いをします。すると直木は今の英介さんが本当の英介だと言いました。
英介は子供達の為にもこのままでいたいと直木に言いますが、どこかで犠牲になっている子にはいいんですかと直木は言います。すると英介は警察に行くと言いました。
信じた直木でしたが、背後から英介は直木を刺します。世間は今更許してくれないと言う英介。しかし刺されながらも「違う。あなたは良い人だ。俺は知ってる」と直木は言いました。
***
しかし英介は止めを刺し、その場を逃走。その後、直木は少し息を吹き返しこの場所で幼い頃に悠依と過ごした日々を思い出します。
思い出の花を見つめながら。前日の1月12日、悠依を誘う直木は照れ臭そうにし夜に会う約束していました。
息も絶え絶えに花に手を伸ばす直木は、「・・行くから」と悠依との日々を思い出しそのまま命が尽きます。
そして今、魚住が近くで構えながら悠依は殺すことはないじゃないですかと泣きながら言いました。英介さんを信じてたのに、何で・・。と言うと悠依に襲い掛かる英介。魚住が飛び出し手を上げろと言うと、英介は悠依を人質にとりました。
***
すると英介に言われるがまま、窓を開け外に出る英介と悠依。直木の名前を呼ぶ悠依ですが、英介は勝の幻覚を見て動揺し一気に悠依に襲い掛かります。
すると止めに入った直木に奇跡の電撃が起こり英介は倒れました。かくして英介は応援に来た警察に捕まります。呆然としていた悠依に魚住が焦って声を掛けて、手をひきどこかへ走るのでした。
***
2人は勝の家に戻ると直木が消えそうになっています。まだダメだよと言う悠依。魚住はどうしてもって時には僕の体を使えと言ったでしょう!と自ら体を直木に明け渡そうとしました。
何だよそれと言いながら、最後の憑依。「時間、どれぐらいあるのかな・・」と魚住の体を借りた直木です。「どうしよう、何を言えばいいんだろ最後」と言う悠依は焦っていました。
「悠依、俺・・悠依と会ってさ・・」と沈黙が流れ「ごめん、悠依」と言うと「わかってる・・」と泣く悠依。「泣くなよ」と言う直木の体は光り輝き、そのままうっすら消えていきました。
元に戻る魚住に心から感謝をする悠依に話せましたかと言うと、はい、と悠依。「直木さん、ちゃんと言いましたか?」と言うも悠依はハッキリとした答えは出ませんでした。
***
後日、消えた直木に先輩も挨拶も無しかよと言う樋口は泣きそうになり「また1人じゃん」と言います。そして千代の元には魚住が令状を持って逮捕となりました。
全て終わり、魚住は抜け殻の様になっています。悠依は莉桜の病院へ見舞いに行き、ようやくあの時の事を話す事になりました。
田中希也の事を話し、みんな死んじゃって私だけがこうしてると悔やむ莉桜。しかし悠依はそんな莉桜を励まし、「ずっと言いたかった、守ってくれてありがとう」と言うと莉桜の目に涙が見えました。
***
その後、夏英の元に行った悠依は幽霊の存在を信じる様にしたと言います。魚住は悠依と会う事にし、心配していました。
直木の事に触れつつ、魚住が3回目を無事に終えて良かったと悠依は言います。すると魚住は最後に、直木が何も言わなかったんじゃないですかと聞きました。
そっと頷く悠依はあの時向き合って分かったと言います。やっぱり直木の体で、直木の声で言えればよかったと。
でももうお互い分かってると。ちゃんとお別れするのが一番だけど、多分みんなこんな感じで生きてく、と言う悠依。毎朝、目が覚めたら全部夢だったら良かったのにと言う悠依が起きると物音がします。
すると目の前には直木が朝食を作っていました。目を丸くする悠依に「腹減ってる?」といつもの調子でハンバーグを作った直木は食べないの?と言うと「これは夢?」と言う悠依。
夢じゃないと言う直木。直木に触れる事ができ、泣きそうになる悠依。「痛いよ」と言う直木。
『100万回言えばよかった』第9話の感想
『100万回言えばよかった』第9話の感想考察をご紹介します。

事件が解決してから、直木が消えてしまうまでに少し猶予があって、悠依と直木がちゃんと話せると思っていたのに、あんなにあっさりいなくなってしまうとは。
悠依はちゃんと直木は話してくれたとは答えたけれど、全然会話出来ていなかったのも悲しかったです。
どんなに中身が直木でも、やっぱりお互いに入れ物が違うって理解してしまったからこそ余計に、何も言えなかったんだって分かってしまうのも切なかった。
けれど最後の直木の登場は、前回の原田さんのアディッショナルタイム的なやつか?

英介が見ていた勝さんの姿が、意外と怖かったです。悠衣を手に掛けようとした英介を勝さんが止めるシーンがありましたが、あの時、魚住には勝さんが見えている様子がありませんでした。
ということは、完全に英介の幻覚ということになります。悠衣が幻覚として直木を見たとしても、それは愛ゆえに見えていると思えますが、英介の場合は、明らかに罪悪感からの脅迫的なものに思えたので、その上で見る勝さんの姿は、ただの恐怖でしかなく、同じ「死者を想う」でも、こうも違うものかと考えさせられました。

英介さん、直木くんのこと可愛がっていたと思っていたのに怒りの感情に任せて2回も刺すなんてひどいと思いました…。2回も刺されて涙まで流して、直木くんきっと痛かったと思います。
でも、その中で一生懸命手を伸ばして、悠依ちゃんと話しながら育てたお花を掴もうとする姿が辛くて見ていられませんでした。
莉桜ちゃんがもっと早く英介さんのことを教えてくれたらこんなことにならなかったのかなとも思っていたけど、直木くんのことだからどんな状況でもきっと英介さんに話聞きに行くんでしょうね…

英介の本当の姿はどっちなんだろうと思いました。子供たちを助けたいって姿と、都合が悪くなったら殺人さえも起こす姿、どんなに善意な事を言っても全部嘘に聞こえてしまいます。
すずかが死んだことを知らなかったと言ったのが、許せないです。英介が悠依を襲うとき、見えないはずの直木を避けてたのが、えっ、となりました。
そこは演出頑張って欲しかったです。英介はまさるさんが見えるのに直木の事は見えない、悠依は見たいのに直木が見えないって、なんか最後に雑な感じがしました。

直木はやはり事件が解決してすぐにいなくなってしまいましたね。魚住に取り付いたのに、最後悠衣には心では伝えていても言葉でもっと伝えてほしかったです。
ただ悠衣の言うようにちゃんとした別れの言葉は誰しもないのかもしれません。それを理解している悠衣は以前よりも前向きになった感じはしました。
直木が最後悠衣の前に姿を現したのは、原田がいなくなったときと同じで消えてしまう前に最後に出会いの機会があったからではないでしょうか。それとも魚住の姉が何かを発見したのでしょうか。
魚住のからだをのっとれば見た目は魚住ですので、その線はなさそうです。ただせっかく悠衣も納得していたのに、かなりこんがらがってはきました。
『100万回言えばよかった』次回予想
『100万回言えばよかった』次回予想をしていきます。
結論から言うと、直木は生き返ってなんかおらずもう一度魚住とシンクロして何かの条件を満たし姿を変えるほどの技が出来たのだと予想します。
確かに一度きりの奇跡ですが、あの時悠依が望んだ通り、直木の姿で直木に触れ直木の声で伝えたい事を伝える。まさにそれが可能になったと言う事ではないでしょうか。
殺される前日の気持ちに戻り、あの時言えば良かったと思った言葉をお互いに伝え直木はあちらの世界に旅立つのでしょう。
まだまだ魚住とはくっつく事はないとは思いますが、時間をかけ2人は距離を縮めていくと思います。みんながみんな平等にこんな奇跡が起きる訳ではないですが、親から離れる事になって幼い頃から生きてきた2人にこれくらいの事が起こってもいいのではないでしょうか。
コメント